世尊寺に彼岸花の開花シーズン到来ということで、紅葉よりも手前で、奈良県の吉野郡までお花見に行ってきました。 秋の花の名所を関西で巡るなら、外せないほどメジャーで、昔から馴染みのある植物です。 曼珠沙華の群生地は関西でもさ […]
世尊寺
世尊寺は彼岸花シーズンに見頃の花を見物に来る観光客に人気のお寺です。住宅街でも昔から墓地などに植えられ不吉をイメージする人も多い曼珠沙華。夏の終わり頃から咲き始める赤くて繊細な花びらはまるでレース編みのドイリーのようで、とても綺麗です。お彼岸の季節から開花する事や毒草である事からもネガティブな印象を持っている人も多いかもしれませんが、満開の時期に赤い海のように広がった一面の花畑は、コスモスや紅葉に負けない絶景で、有名な名所には朝早くから大勢の観光客が集まります。プロやアマチュアのカメラマンが早朝から重たい機材を運び、朝焼けを狙って写真を撮っている姿も珍しくありません。日中、お昼間の明るい時間でも、バックの緑色や空の青にもよく映える鮮やかな赤い花は、夕焼けとも好相性です。京都や奈良など歴史ある和風の街並みにもよく合って、神社やお寺、川原や田舎の田園風景の中など、数々の見学スポットがあります。仏閣の境内に咲く花をひと目見たい、撮影したいとお花見に来る人たちでお祭りのような賑わいを見せ、普段は静かで長閑な里山エリアの寺院などでも大変な混雑です。拝観やお墓参りのお客さまも今だけの景観を楽しんで居るのでしょう。SNSには数多くのレビューが画像付きで投稿され、それを見た人達が続々と訪れるので、近隣のいつもは空いているカフェやレストラン、駐車場なども混み合いが予想されます。奈良県吉野郡大淀町比曽にある、聖徳太子によって建立されたお寺で、真相は謎が多いようです。かつては吉野寺、比曽寺など呼ばれていて、大きな伽藍もあったそう。今では規模を縮小し、こじんまりとしたスペースです。古くに存在した寺域の場所は、比曽寺跡として残っていて、今も見ることができ、国の史跡として指定され、大切に保存されています。入山料として100円、本堂拝観料は別途300円です。コスプレイヤーの方にもフォトスポットとして利用され、ロケハンに来ている様子も見られました。フォトジェニックなお花の中で目を惹く写真が撮れそうです。