行者橋 白川

行者橋は白川に架かる平均台のような橋です。

京都市東山区石橋町にあり、別名、たぬき橋・阿闍梨橋・古川町橋・一本橋と呼ばれ、ドラマや映画の撮影にもよく利用される為、京都を舞台にした作品では、目にした事があるかも知れません。

日本百名橋の番外に選出され、北東側には古川町商店街があります。

千日回峰行の京都大廻りの際、白装束の比叡山の行者が最初に京都で渡る橋として有名で、祇園祭では稚児が、粟田神社のお祭りでは氏子が渡ります。川沿いは両側に長い柳並木が続き、緑の葉がゆらゆら揺れる姿はとても風情がある景色です。

カメラを持参して、観光に来る方のフォトジェニックな撮影スポットでもあり、ロケ地巡りなどのお客さんじゃなくても、記念写真を撮っている方も多いです。

幅は67cmと細い石橋ですが、京都市の市道であり、お買物はもちろん、通勤や通学など、地元地域の方の生活には欠かせません。

自転車で通れる様になれば一人前と見られるほど、子供の頃から日常的に使う場所なので、慣れた人は自転車で渡ります。