大阪、河内長野市にある岩湧山の登山口には、梅雨前にシャクナゲ、秋口にはシュウカイドウ、その他季節の趣ある山野草が見られる古刹があります。 お寺の境内はこじんまりとしていて、本堂と多宝塔のみですが、お花見スポットの下方には […]
岩湧寺
岩湧寺は、ご本尊が金剛界大日如来坐像で、本堂と多宝塔からなるお寺です。大阪府河内長野市加賀田という住所に立地しますが、標高500mの岩湧山の山奥のお寺です。お花見の名所として、石楠花と秋海棠が有名です。秋海棠は関西でも珍しい群生地で、シャクナゲの花の開花の時期とシュウカイドウが辺り一面に咲く9月上旬の見頃シーズンは、観光客や旅行客が訪れます。利用者は重要文化財指定の寺院の見学をしたり、立派なカヤの木を見物したり、辺りの山野草を楽しみます。また山歩きでも人気のスポットなので、施設を見に訪ねる人以外にも、ハイキングコースの利用者も多いです。所在地周辺に小さなピンク色のシュウカイドウが花を付け、石段の両側を囲む姿は美しく、見上げた先には境内の様子や本堂が見えるフォトスポットでもあります。カメラを持参して写真を撮る撮影者にもクチコミ投稿で話題の人気の撮影地。アクセスが不便に見えるのは事実ですが、登山をしなくても、車でのドライブで近くまで上がれて、駐車場もあります。道中には休憩したりお弁当を食べられてトイレもあり、お土産物も販売している四季彩館という施設や散策道も整備され、樹齢400年の老杉や重要文化財のお寺だけではなく、お散歩するだけで心洗われるような景色が見られる空気の美味しい場所です。近くのホテルから公共交通機関で行く場合は、電車では南海高野線の三日市町駅が最寄駅ですが、鉄道駅からは遠く、バスを乗り継いでのルートになります。南海バスの乗り場がありますのでバスの停留所から最寄りバス停の神納までバスに乗車し、神納で下車したら、地図を見て山を歩く人やタクシーなど車に乗り換えて、向かう人など様々です。もちろん直接自家用車で現地まで行く人も。マンガ、ぼくの地球を守ってに秋海棠という登場人物がキャラとして居ましたが、シュウカイドウという花の名前があまりメジャーではないので、そちらのキャラが浮かぶ方も多いかも知れません。植物のほうは、ベゴニアのようなお花で、木漏れ日の中で光を受けて咲く様子が可憐で可愛らしいです。