岩湧寺の秋海棠は初秋が見頃
【岩湧寺で秋海棠の前におやつはフラワーのマダムヨーコ】

大阪、河内長野市にある岩湧山の登山口には、梅雨前にシャクナゲ、秋口にはシュウカイドウ、その他季節の趣ある山野草が見られる古刹があります。

お寺の境内はこじんまりとしていて、本堂と多宝塔のみですが、お花見スポットの下方には満点の星空が魅力的なキャンプ場もあり、近隣の人々の間ではハイキングコースとして知られる場所です。

岩湧寺の秋海棠を撮ろうとカメラを持参して訪れる人たちが、よくセットで写真に収めている多宝塔の南側には、市指定文化財、天然記念物のカヤの大木が立っています。

周辺は樹齢約400年の杉の巨木や桧に囲まれ、夏の熱い時期にも木陰に風が通り抜けて心地良く、気候の良い春や秋には大勢の登山客やハイカーが来場し賑わいます。

岩湧寺 秋海棠

岩湧寺 秋海棠は秋のお花見
【岩湧寺の秋海棠の前にサバーファームでぶどう狩り】

この古いお寺のある岩湧山は、秋になると山頂付近一面にススキの穂が広がる茅場があるススキの名所で、奥河内の観光地として、河内長野市を代表する山です。

山の高さは、山頂の山名板の表記では標高897.7m、その登山口に位置する場所に建っています。

岩湧寺に秋海棠を見に行こうと思い立ったのは、8月の終わり頃、奈良のおふさ観音の風鈴まつりの後で、実際寺院へと出かけたのは2021年の9月以来、今回が2回目です。

山の中腹、標高500m辺りには、山頂を目指す山歩きの人たちや付近の散策を楽しむ観光客の休憩スポットや情報提供の場として利用されている、いわわきの森・四季彩館があります。

自動販売機などはありませんが、一般の利用者が使用できるトイレもあり、お弁当を食べたり出来るそこに近辺の自然や植物に詳しいスタッフさんが居るんです。

展望テラスからの景色が美しく、大和葛城山、二上山、生駒山などの広がるパノラマが一望できる施設なのですが、前回もお世話になったそちらで「今年はそろそろ咲いてますか?」と事前に聞いて開花時期に合わせて行ってきました。

岩湧寺 秋海棠の概要

岩湧寺は秋海棠が見頃
【岩湧寺は秋海棠の名所☆ブドウの季節に咲くピンクの花】

大阪不可屈指の緑溢れる登山道にある、古来より修験道の地として栄えた葛城修験の霊場。

イワワキという名前の由来は、漢字の意味そのままに、高い岩が湧く様に立つ岩場の様子から。

山の上は、波打つ花ススキの草原が印象的な広範囲の高原状になっていて、秋の行楽に人気の観光地です。

岩脇寺は秋海棠の群生地としても知られますが、その花姿自体は名勝イワワキ寺だけに限ったものではなく、上がってくる道中、山道の脇にずっと咲いているイメージがあります。

お寺は、時代にして大宝年間、701年〜704年に、修験道の開祖である役小角によって創建されたと伝承されています。

役小角の読みは、えんのおづぬ、で、飛鳥時代の呪術者です。

境内にある三間二層構造の多宝塔の御本尊は、平安時代末期の作と言われていて大日如来坐像智挙印を結んだ金剛界像、多宝塔と含め国の重要文化財です。

同じ多宝塔内の、鎌倉時代に作られたと言われる市指定文化財の愛染明王坐像と共に、現在では堺市博物館に寄託されています。

ぼんやりと歴史あるお寺だというぐらいに思っている私にも、老杉にぐるっと囲まれた静かな境内は荘厳な空気が感じられる場所です。

険しい山を登って味わう涼やかな風や、たなびく黄金色のススキの絶景が見事なところですが、体力的にも時間的にも和泉山脈の名峰を下から登る気にはなれず、本格的な装備が無くても軽装で車で寄り道できるお手軽鑑賞とお参りプランでご案内していきます。

岩湧寺の秋海棠が満開の光景をオンシーズンにひと目見てみたい方や、社寺巡りが好きで普段から神社や仏閣を趣味で訪ねている方、植物や山野草を見学しながら神々しい独特の雰囲気の中でリフレッシュしたい方、人里離れた山奥で生き物や四季折々の花々が織りなす風景を見物したい方にぴったり。

私たちはドライブの立ち寄り先候補として出かけましたが、もちろんお弁当を準備しての散策もいいでしょう。

都会の雑踏や人混みの喧騒から距離を置き、草花を愛でて美味しい空気を感じたい方や、バードウォッチングにもおすすめです。

奈良県香芝市の屯鶴峯から、大和葛城山や金剛山を経て、岩湧山、そして和泉市の槇尾山と続く自然歩道は、通称ダイトレと呼ばれる有名なコースで、関西の縦走路の代表格で、行者杉や紀見峠など名前の通った見どころも必見。

ダイヤモンドトレールという名は、金剛石のダイヤモンドから来ています。

付近に住んでいるけれど、山のぼりには自信がないからと敬遠していた地元地域の住民の皆様、クルマでも簡単に訪問できるので、行ったことのない方にもぜひ尋ねて見て欲しい、風景の素晴らしい癒し空間です。

ご近所エリアで暮らす人以外にも、関西近郊にお住まいの方や、バイクでのツーリングや自家用車などでのドライブコースに、大型連休や土日の週末の遠征のお出かけにも日帰りで行きやすいお出かけ先です。

岩湧寺の秋海棠は、レアなお花見として、遠方から観光に来られる観光客さんの旅行プランの立ち寄り先として、また出張などで麓近隣のホテルや温泉旅館に予約してご宿泊中の方々のお散歩にもオススメ。

大阪からなら和歌山県の北東部に抜ける際の通り道のついでにも寄り道しやすい立地です。

私が実際に現地に来場した時の思い出の記録を、体験記として感想にまとめ口コミレビューして、これから初めて現場に向かう方にも役立つ基本情報を詳細にお伝えしていきます。

所在地住所や該当施設までの道行き、問い合わせ先に当たる連絡先電話番号、利用できる営業時間や駐車場の有無、お休みの曜日や各種価格帯、近辺の観光地や景勝地、話題の穴場や食べるべき名物、ご当地B級グルメやソウルフードなどなど、カテゴリー別に順番にご紹介していきますので参考になれば幸いです。

週末や休日のスケジュールが空いたら、またはスケジュール未定のオフの日を利用して、1人でも、お友達を誘い合わせてでも、フラッと行きやすいところです。

まだ暑い季節、秋めいた情景を見たくておでかけしてきた内容をお知らせしていきます。

河内長野市ってどんなところ?

レモンのチョコレートも美味しかった
【食べ放題の葡萄狩りの口直し☆チョコ無しきのこの山】

岩湧寺の秋海棠という、雑誌やテレビなどメディアの観光情報でもあまり見かけることのない、一見めずらしい花よりも前に、河内長野市のことをあんまりご存知無いという方もたくさん居らっしゃるでしょう。

大阪府内に住んでいる大阪人なら、ほとんどの方がそう珍しくも無く馴染みのある場所ですが、他府県の方には耳慣れないエリアかも知れません。

河内長野市は大阪の南東部、南河内地域に含まれる市です。

地域内には古墳や遺跡など数々の歴史的遺産が点在し、工事が行われると、度々貴重な品物が発掘されるなど、歴史文化あふれる場所です。

具体的には、河内長野市のほか、富田林市、藤井寺市、松原市、羽曳野市、大阪狭山市、太子町、河南町、千早赤阪村6市2町1村南河内地域とされ、中でも富田林市には、地内町という府内唯一の伝建地区があります。

市の南側に和泉山脈があり、山々を越えた向こう側が奈良県と和歌山県。

岩湧寺や秋海棠の見られる辺り、市内南部の山麓地域を観光名称として奥河内と呼び、同寺やイワワキ山、滝畑四十八滝、滝畑ダムや観心寺や金剛寺、高野街道等の建造物や史跡が数多く現存しています。

国宝や重要文化財といった歴史的価値のある名所が全国的に見ても12番目に多く、文化財のまち河内長野として扱われることもあり、大阪府でも指折りの豊かな自然環境から、ホタルやカブトムシの生息地としても知られます。

特産品はつまようじすだれが有名で、農産物ではぶどう他果物の産地として全国有数の生産量を誇り知名度も高く、巨峰ピオーネ、良質なりんごなどさまざまなフルーツが実り、観光情報誌などではレジャー体験として、果樹園や観光農園の果物狩りも人気です。

小さなお子様連れのファミリーやカップルでのデートでも楽しめる自転車がテーマのテーマパーク、TV取材多数の関西サイクルスポーツセンターがあるのも河内長野市です。

色々な自転車のアトラクションに加え、夏は例年プールも楽しめ、キャンプ場にも宿泊できる為、大阪市内からも手近に行ける旅行先として、観光客や子供の居る家族連れのクチコミでの評判も上々です。

岩湧寺 秋海棠の所在地住所

岩湧寺は秋海棠の開花時期です
【岩湧寺で秋海棠のお花見☆山裾から群生する花】

その一帯を大阪みどりの百選の1つとしても選定されている、金剛生駒紀泉国定公園内の歴史あるお寺です。

岩湧寺は秋海棠や石楠花が咲き、岩湧山はススキの名所でもあります。

それぞれ、名称は、いわわきじいわわきさん、と読みます。

寺の所在地住所は、大阪府河内長野市加賀田3824、です。

ハイキングコースにある山の中の建物ですが、歩いての登頂の途中で行く以外に、自動車でもすぐ近くまで山道を上がって行ける、くるまでも訪ねやすいaccess良好な立地です。

慣れない地名や地区名って、土地の地方クイズになったりするぐらい、難読漢字を使用していたり、特殊な読み方のものも多いですよね。

web検索でのリサーチやインターネットでのコメント投稿、ブログ記事のUPなどなら読めなくてもコピペで済みますが、近くで迷子になったら歩いている人に尋ねるほうが解決が早い場合もあります。

誰かに聞こうという状況で、口に出すのには、正しい読み方で名称やaddressを間違えずに伝えた方が分かりやすいですし、間違えた読み方を相手にそっと言い直されたりして恥ずかしい思いをしなくて済むので安心です。

岩湧寺に秋海棠を見に行く前に、アドレスのふりがなも前もって予習してチェックしましょう。

住所の読みは、おおさかふ かわちながのし かがた、です。

会員登録して愛用しているマップアプリで地図のナビは問題無いとお思いの方も、山の中なので、Wi-Fi環境が悪く、期待していたら使えなかった、なんてもことも出先ではよくある事です。

同僚や友達にトラベルエピソードを話すときも口語にするのに違和感を感じず話せた方が迷いもなくて便利です。

岩湧寺 秋海棠への行き方・アクセス情報

岩湧寺が秋海棠満開
【岩湧寺の秋海棠はガラス細工のよう。下を向いて咲く】

私たちは朝から車で大阪市内から向かいましたが、辺りは山の中とは言え道幅も極限にギリギリという感じは無く、狭いと言えば狭くて対向車との離合はハンドル操作に注意が必要なものの、比較的走りやすい山道だと感じました。

広いとは言い難いけれど、対向車が来たら運転技術云々ではなくアウトな、細くて片側が崖でガードレールも無い様なヒヤヒヤする山道は沢山あります。

コチラでは、そうは感じませんでしたが、それでもくねくねして見通しの悪いところもあるので、運転には気を付けて、歩行者にも配慮しながら向かいます。

岩湧寺に秋海棠が咲く頃は、お客さんも増えるのと、私達が行った当日が週末だったのもあって、道なりに結構な人が歩いているので、ご迷惑にならないよう安全運転を心がけていました。

この日は商品のネーミングセンスにパンチが効いている羽曳野市のケーキ屋さん、フラワーで朝イチにおやつを購入し、富田林市の農業公園サバーファームぶどう狩りを終え、橋本市方面へ移動する途中で、ちょうど見頃だろうと目星をつけての3つ目の目的地としてお参りがてらの寄り道でした。

後半のメインは紀ノ川サマーボールで、花火は夜だったからタイムテーブル的には余裕があるはずだったのですが、玉子の直売、はしたまで地卵を入手したいとか、隅田八幡神社にも寄りたいし、橋本駅まことちゃんと記念撮影したいとか、地元の郷土料理が食べたいし道の駅で産直のお買い物をしたいからJAやっちょん広場にも寄ろうとか、欲張って候補地を詰め込んでいたら結局慌ただしくなってしまいました。

現地へのアクセス方法と言ってもドライブなので、カーナビの目的地セットを場所の名前と住所通り設定して、あとはNAVI任せで画面のルートをMAPで見ながら、音声の誘導に従って走行するだけです。

特別に難所と感じられるようなポイントも無く、上に行けば咲いていると分かっているのに、道々で咲いているお花を見付ける度我慢出来ずにわざわざ車を降りて見に行ったりしながら、先を急ぐはずなのにダラダラと向かいました。

岩湧寺の秋海棠に辿り着くまで、公園の駐車場が下から6、5、4、3、2、1とまるでカウントダウンの様に出てくるので、迷うムードもありません。

naviに沿って無事到着したら、お寺には先客の方がいっぱい。

背の高い木々に囲まれているので、徒歩で向かうなら見逃してしまわないように注意が必要です。

まるで隠されるように木が生えていて、目印という目印は特にありませんが、よく見るとお堂の屋根が見えるし、道なりに進めばちゃんと着きます。

移動手段として電車やバスなど公共交通機関をご利用で出向く際は、鉄道での最寄り駅は南海高野線の三日市町駅です。

最寄駅で降りても駅から歩くのは距離もあって現実的ではありません。

電車を下車したら、駅前の南海バスの停留所からバス乗車して乗り継いで行くのが一般的でしょう。

先にお伝えしておくと、バスに乗り換えても、一番近いバス停からも1時間以上、80分から90分とかなり歩きますので、山歩きや登山が目当てで無ければ車で行くのに向いている、ドライブ向きの場所です。

岩湧寺に秋海棠のお花見込みでハイキングをしようと思っているなら問題ありません。

バスに乗る場合は、三日市町駅前という乗り場から南海バスの岩湧線412、神納行きに乗って、終点の神納という乗り場まで行って降車します。

南海電車の三日市町駅は東口と西口の出入り口がありますが、両方にバス乗り場がありますすので、間違わない様に気を付けましょう。

三日市公民館や三日市公園、三日市郵便局やフォレスト三日市の側、西出口を出て、三日市用駅前のバス乗り場です。

河内長野駅前のバス停からも同じバスに乗車可能です。

三日市町駅前バス停から神納バス停までの乗車時間の目安はおおよそ17分ぐらいです。

運賃は片道260円、往復で520円になります。

レンタカーやマイカー、タクシーやカーシェアリングなど車で行く場合は、国道三百七十一号線の新町橋南という交差点を右折して直進、突き当たりを右折して、南青葉台交差点を左折、府道221号線を南下して概ね15分ほどです。

距離の目安は、南青葉台から大体5,2km。

岩湧寺の秋海棠はお寺までの山道の脇にも咲いていますが、道幅は一車線に少し遊びがある程度の広さですので、反対側からの車と道を歩く人に注意しましょう。

バスや電車の路線図、乗換案内や時刻表、細かな料金などは最新のものを各公共交通機関の公式サイトでCheckして下さい。

私達が行った当時の情報や値段などのデータは、今現在の新しい事情とは異なる場合がございます。

officialHPやオフィシャルのTwitter、Instagram、Facebook、LINEなどSNSの参照を推奨しています。

岩湧寺 秋海棠の連絡先窓口TEL

岩湧寺は秋海棠の中に
【岩湧寺は秋海棠の咲く道を上った先にある。】

事前にお問い合わせをするときや、質問、相談、予約やお取置きなど、お店なら聞きたいことがある場合の受付窓口がどこかを知らないと困りますよね。

来店後、帰宅してから忘れ物に気付く、大量注文、団体での来店、期間限定のシーズン商品の最終期日を知りたいなど、何かしら電話をかけて問合せする機会もあるでしょう。

岩湧寺の秋海棠を見に行く時も、詳しい人に今聞きたい、と思うことが出てくる場合もあるかも知れません。

急な事故やトラブルがあった時にも、連絡先が必要な場合があれば速やかに対応できるよう、受付け窓口を把握しておきましょう。

電話対応の受付時間は店舗などなら基本的にお店の営業時間中になりますが、カスタマーサポートのコールセンターでは無いので、電話だけの係の人や担当者が常に電話の前で常駐しているわけではありません。

お寺ですので、アミューズメントパークのような観光施設ではありませんし、他の業務でつながりにくい場合もございます。

他の方との通話中の場合もあります。

マナーと節度を守り、ご迷惑にならないようにかける前に要件を整理してまとめ、メモに取っておくなどすると無駄に長話をしてしまったり、言い忘れでの二度手間も防止できスムーズです。

岩湧寺の秋海棠石楠花長寿水参拝、その他お問合わせの連絡先電話番号は、TEL:0721-62-4000、です。

専従のご住職さんは居ません。

河内長野市の極楽寺の末寺として極楽寺のご住職さんが兼務されています。

岩湧寺 秋海棠の営業時間

車やバイクに嬉しいタダのパーキング
【観光駐車場のカウントダウンは下から6~1まで】

山の中のお寺で、決まった営業時間や利用可能時間帯などは設定されていません。

24時間解放されていて、散策自由です。

閉鎖もありませんが、夜は暗くなり周りには街灯なども無いため危険ですし、見えません。

開花のベストシーズンは8月下旬から9月上旬ごろ。

木々や植物が茂っていて、マムシ注意の看板も出ていますので、御参拝やお花見も午前中から午後の明るい時間、お昼間の時間帯が望ましいでしょう。

歩いて山に入る方は日中明るい内に下山できる様に調整するのが安全です。

岩湧寺の秋海棠が杉林の中で木漏れ日を受け透き通った様なピンク色に見える時間がとても綺麗です。

ご時世柄、緊急事態宣言の発令など行政の指導によって、小売店や飲食店、学校、企業、病院や観光施設、個人のお宅に至るまで、不要不急の外出の自粛や時短営業、臨時休業などいつもと違うイレギュラーでの態勢で不自由な暮らしが今も続いています。

今後も災害や流行の病気などで行ってはいけない場所や通ってはいけない道などが出てくる可能性もあります。

何か変化があれば、お知らせやニュースとしてホームページやウェブサイトなどで報告があるのが通常ですが、こちらは専用のWebページなどがありません。

市の告知や先に行った先客の方のツイッター、インスタグラム、フェイスブック、ラインなどのSNSで最新情報が発信されている場合もありますので、テレビやネットのNewsと併せて確認してもらうのも良いですが、訪問の日程が決まってその日時が何かしらご不安がある場合は、直接お伺頂くとより確実です。

シュウカイドウってどんな花?

岩湧寺で秋海棠を撮りたい
【岩湧寺は秋海棠が見頃☆第一駐車場よりも上のお寺のP】

マンガ、僕の地球を守ってに秋海棠というキャラが登場します。

岩湧寺が秋海棠の関西の名所だと聞いても、その花がどんなものかパッと浮かぶ人は少ないかも知れませんが、漫画を読んでいたら、名前に聞き覚えがあるかもしれません。

中国原産の帰化植物で、ベゴニア属の多年草で、日陰気味の湿った土地に自生し、栃木県矢板市寺山観音寺などが名所として有名です。

お花の見た目も桃色のベゴニアに類似していて、そっくりです。

よく見るとお花の付いている首の部分がベゴニアよりも長めになっています。

和名のシュウカイドウという名前は、中国名をそのまま音読みしたもので、瓔珞草と書いてヨウラクソウと読む別名もあります。

他に、相思草、断腸花、八月春とも。

俯きがちに下を向いて咲く様子が可憐で清楚な慎ましいイメージを与える、可愛らしい小さな花です。

サイズ感は草丈が大体70cm前後で、階段の両側からワサワサ茂っていると存在感があり大きく感じました。

ハートっぽい形の緑の大きな葉っぱは右と左が非対称で、変わった見た目をしています。

花は約3cm程度で、4枚の花びら、小さな花弁が左右に2つ、大きな花弁が上下に2つでクロスのように見えるのだけど、小さい方だけが花弁で大きい2枚は萼なんだそうです。

岩湧寺の秋海棠は群生していて観察しやすいので、鑑賞の際には是非近付いて1つ1つのお花もご覧になってみてください。

萼と花弁が4つで1つの花のようになって180度開いたその真ん中に、黄色い雄しべが丸くまとまっています。

雄花と雌花があって、違いは、雌花は小さいほうの花弁が1つ多くて、子房があります。

開花期の後に実をつけ、パッと見は切れ込みのすごく浅くなった紅葉の実の様な、羽の3つある形状の実で、中にあるのが楕円の種です。

実を結ぶ頃には土の上に出ている部分は枯れ、種と珠芽の両方で増えていきますが、地下では球根が養分を蓄え株も育っていきます。

越冬のタイミングでは地上部には何もありません。

春に芽吹いて、晩夏から秋の到来を告げる様に咲く秋の代表的な山野草で、俳句では秋の季語にも使用され、奥の細道で知られる江戸時代の伊賀の俳人:松尾芭蕉もこの花で歌を詠んでいます。

秋海棠 西瓜の色に 咲きにけり/松尾芭蕉

岩湧寺で秋海棠を初めて見たとき、まずピンクの花という第一印象がありましたが、スイカの色と言っている芭蕉さんには、ごく淡い赤、薄い紅色に見えているんだと思うだけで、随分見方が変わります。

江戸時代に園芸用の植物として日本に持ち込まれたとされるベゴニアの仲間は、近年ではガーデニングショップにお買物に行くと数多の種類が売っています。

園芸品種も豊富な、ご家庭のお庭でも見かける植物ですが、ベゴニアという種全てが全草に毒性のある毒草です。

誤って食べてしまうと、ベゴニンや可溶性シュウ酸カルシウムという毒を含んでいるため、中毒症状が出る可能性があり、お花見するときは幼い子供が間違えて口に入れないよう気を付けてください。

犬の散歩などで、わんちゃんが公園や民家の花壇から食べてしまうこともあり注意が必要です。

山号の刻印された石碑の周辺から、いわわきの森の入り口を示す石柱、公園の駐車場からお寺までの間、至る所で花を見られます。

片側が大きくなるハート型の葉っぱの様子やお花の印象からなのか、花言葉は、恋の悩み、片思い。

岩湧寺に秋海棠を見ながら歩いて登るなら、見頃を迎える8月の終わりから9月の始めにかけ、出かけて見るのが良いでしょう。

天然の植物なので、その年のお天気、気候条件や気温によって、絶対にいつからいつまでと決まった期間はありませんが、多少前後することはあっても例年の見頃はその辺りです。

滝もあり、川の水音やせせらぎ、鳥のさえずりを耳に聴きながら、風情のある情景を愉しめます。

ちょうど春から夏の頃は、野鳥のクロツグミ、オオルリなどが雛を抱え、子育てする姿が見られます。

岩湧寺 秋海棠の定休日

岩湧寺の秋海棠他見どころ
【岩湧寺は秋海棠のほか、しゃくなげ園も有名です】

わざわざ行って、お休みで利用出来ないと知ったら、近くからでも残念です。

遠くから足を運んでいたらなおさらで、ガソリン代や電車賃は戻ってこないし、山を登った労力も悔やまれて、がっかり度はひとしおかも知れません。

営業時間の項でもご説明した通り、24時間、年中無休で解放されていて、散策自由となっていますので、決まった定休日もありません。

岩湧寺の秋海棠は毎週何曜日は無理ということは無く、平日でも土日祝日でもシーズンであれば見られます。

臨時休業や工事、清掃での予期せぬお休みはありませんが、今後、天災や二次災害などで行政の指導により進入が控えられていたり、通行止めなどがある場合もあるでしょう。

気になる時は直接お問合せください。

また、お花は1年中咲いている訳では無いので、お花見目的の際は、開花期の一応の目安が8月の下旬から9月の上旬ごろです。

石楠花は4月下旬から5月上旬が見頃ですが、どちらも自然のものなのでその年の温度や天候によって多少ズレます。

岩湧寺 秋海棠の駐車場・パーキング情報

岩湧寺で秋海棠見物
【岩湧寺の秋海棠のそば、境内のお地蔵さん】

自家用車やカーシェアリング、レンタカーなど車で現地に赴く方は、parkingの情報も気になりますよね。

有料コインパーキングって、不慣れな旅先や土地勘のない場所だと探すだけでも一苦労です。

岩湧寺の秋海棠を見るのに、ちょうど良い、安い・近いと条件の揃ったところを見付けるとなると、駐車場代などの料金も気掛かりですし、入庫や出庫のルール、平面駐車場や立体駐車場などの好みもあるでしょう。

都会だと、周囲にいくつものコインパーキングがあるけれど、駐車料金が高額で支払い時に請求額に驚かされることも。

前以てリサーチしても満車だと停められませんし、混み合いが予想される観光地の週末は取り合い状態で、予定通りが困難になってしまうこともあります。

リーズナブルな穴場や無料スポットを巡る節約遊びが流行っていますが、山でのお寺のお参りやお花見はお金のかからない遊び方の代表格。

上手に計画を立てても駐車場の値段で台無しにしてしまっては本末転倒です。

遠方から車やbikeでお越しの方にも安心の無料専用駐車場はあるのでしょうか。

岩湧寺で秋海棠を見て、ご参拝する予定の方向けの専用無料駐車場は、お寺のすぐ近くにあります。

山を道なりに上がっていくと、道沿いに左側がお寺、右側に参拝者専用駐車場があります。

駐車場と言っても、道の脇に舗装されていない空き地のような場所です。

足元は砂利で草も生えていますが、用意されたそこに参拝者の方々が車を停めています。

目立つ道路標識や、派手な色味のものではないからあんまり目立ちませんが、看板での表示もされています。

道を挟んで左側は芝生のようになったちょっとした広場があり、山歩きの方が腰掛けて休めるような大きな石がまばらに配置されていて、その奥の短い階段を降りたらがお寺です。

目の前の位置なので歩く距離もほぼありません。

岩湧寺の秋海棠は、お堂の周りにも咲いていますが、山の入口からところどころ山道に沿って群生して咲いているので、お寺に用事が無ければ、イワワキの森の入り口を示す石柱を越えたあたりから、公園の駐車場も整備されています。

下から林道に沿って、第六駐車場〜順に第一駐車場まで続きますので、そちらに停めるのも良いでしょう。

屋根はありませんが舗装されてラインの引かれた駐車場です。

タダで利用できるので料金はかかりません。

公園の駐車場を過ぎて上に先に進むとお寺です。

岩湧寺 秋海棠の観賞は料金がかかる?値段は?

ここだけしか見られない
【市指定文化財の本堂、国の重要文化財の多宝塔の説明】

お寺に入るのに参拝料が必要だったり、ここから有料というエリアがある時があります。

貴重な宝物を見学するのに別途料金が発生したり、神社やお寺、都市公園のお花見で普段は無料で入場できる場所でも、イベントに合わせて入場ゲートが設置され、チケットを販売している事もありますよね。

岩湧寺で秋海棠を見る際は、鑑賞料や入園料などは必要ありません。

無料で見学できますので、寄付や環境整備のための応援金を募集するような料金箱も設置されていません。

いわわきの森・四季彩館

岩湧寺 秋海棠の群生地
【岩湧寺 秋海棠と杉林。老木は樹齢400年以上】

道の駅のようなネーミングに賑やかな産直市場を想像してしまうけれど、そうではありません。

四季彩館は周辺の情報発信基地です。

自販機や売店はありません。

岩湧寺と秋海棠をゴールに設定してこの地に来る方も、ハイキングコースや登山の方も、お寺含めいわわきの森に売店や自動販売機は無く、コンビニやスーパーもありません。

ご飯を食べたいと思っても、喉が渇いたと思っても、買えませんので、お弁当や水筒など飲食物は事前に用意が必要です。

山に入る前に買うか、ご自宅で準備して持参になります。

お寺のすぐ隣の位置にある四季彩館には、トイレがあり、周辺の自然、生き物や植物のことに詳しい知識を持ったスタッフさんが居ます。

写真の展示もあり、気持ちの良い風が吹く見晴らしのいいテラスやレジャーシートを持ってきてお弁当を食べたり出来るおべんとう広場もあります。

トイレもあるので、トイレ休憩を兼ねて掲示物を見学したり、動物や昆虫、野草のことを訊ねたり、周辺の情報を収集するのにぴったりの施設です。

木造で温かみのある内観は、木の香りが心地よく、冬は薪ストーブで暖も取れます。

岩湧寺に秋海棠を見に行って参拝する、というplanだと、子供は退屈してしまうかも知れませんが、早々に飽きてグズつき出すと親御さんもお世話で疲れてしまいそうですが、そんな子供たちにもワクワクするイベントがあります。

四季彩館では不定期で催しもあって、夏にはフリークラフトとして、夏休みのお子さん向けに、森の素材で作品を制作する工作教室が開催されたり、過去10月にはムササビウォッチング、12月には炭焼き体験など思い出に残る貴重なプログラムとなっています。

森に暮らす野生のムササビを探して、木の上を飛ぶ姿を観察したり、鳴き声を聞くなんて、自然からのごほうびのよう。

この環境じゃなければなかなか経験出来ることでは無い貴重な時間を過ごせます。

岩湧寺 秋海棠を見に行った感想

岩湧寺 秋海棠とお堂の写真
【岩湧寺で秋海棠☆本堂前の下り階段は両側から花】

朝からお天気に恵まれ、夏の太陽の下、日差しを浴びてぶどう畑で葡萄を頬張った後の予定として向かった山中。

目に優しい緑の景色が広がり、木陰の林道に入るだけでも眠くなります。

岩湧寺や秋海棠の花畑まで、ぶどう狩りのサバーファームからお寺までは車を走らせ40分ほどかかるのですが、食べ放題で沢山食べたとは言え葡萄ですから、さほどお腹も膨れません。

ぶどう狩りはベリーAという中粒品種で味もとても美味しかったし、お土産も貰ってホクホクだけれど、朝からフラワーで入手したマダムヨーコトルティヨン、そしてブドウだけなので空腹で、それも手伝って眠たいドライブとなりました。

口直しにと持っていたチョコとクラッカーとしてのポジションで購入したバズりお菓子チョコぬいじゃった!きのこの山が私たちのご飯までの食糧でしたが、道中黙々とそれらを食べます。

レモンのチョコレート、カレドショコラのシトロンフレーバーが美味しくて、きのこクッキーともよく合いました。

チョコぬいじゃったタイプのきのこの山を食べた人の大半がするであろう「たけのこの里のクッキーの方が良かったよね」というセリフをベタに言い合い、「これが売れるならヤンヤンつけボーもイケるよね」などと話しながら、寝ないように安全運転。

山号の彫られた山の入口の石碑に差し掛かると、もうピンクのお花が咲いていました。

当日を迎える前に何度かお寺に電話をしてみましたがうまく繋がらず四季彩館に電話をかけて「今年のシュウカイドウそろそろ咲いてますか?」と問い合わせをしています。

そろそろやね、とお返事を貰っての計画です。

岩湧山の秋海棠は、山の入口の石碑、森の入口の石碑、その後の第6から第1駐車場を過ぎ、お寺まで登る間、周りの至る所に見られます。

お寺の駐車場は花見客用では無いため、お花見なら、第六駐車場から第一駐車場までのお好みの場所、もしくは都合の良い場所い停車すると良いでしょう。

私たちはお寺の参拝がゴールだったので、お寺まで車で登りました。

ナビはお寺に合わせていて、道なりに沿って誘導通り進むと、お寺の位置が参拝者用駐車場の位置でもありました。

道の左手がお堂、右手が駐車場と言った感じです。

お堂は木に隠れて、よく見れば屋根が少し分かる程度ですが、すぐ近くです。

Pに車を停めて、走ってきた道を渡って小さな芝生になった広場を抜け、土の階段を数段降りると境内に入れます。

でもその前に、この日は先客さんが大量でした。

駐車スペースは運良く停められたものの他は全部埋まっていたし、向かい側の小さな広場も人でいっぱい。

岩湧寺の秋海棠が見頃なので、いつもよりは観光のお客様も多いかもと思っていましたが、やはり写真を撮りに来てる方が沢山居るようです。

nikonやcanon、panasonicにolympus、fujifilmなど高価そうなmodelの撮影機材やレンズを持参したdigitalカメラの撮影者さん達が、被写体に近付きmacroで花を撮っているのが見えます。

でもそれ以上に目立つ天狗の様な出立ちの装束を纏った団体さんが一際存在感を放っていました。

胸のところにぼんぼりの付いたサスペンダー、着物の様な洋服の様な不思議な格好で、手に大きな水筒?と思ったら、笛でした。

天狗様のような衣装の方達が法螺貝を吹いたり拍手したりしている人の群れに圧倒されながら、お寺に向かいます。

後であの服装が、山伏の装いだと知りました。

森の回廊は木製デッキの階段
【イラストマップいわわきの森☆お寺や四季彩館も掲載】

岩湧寺の秋海棠を見る前に、境内に入りお参り。

そんな大きなお寺では無いので、参拝してお堂と多宝塔を見て、お地蔵さんを見て、一通り回ってもあっという間です。

河内長野市指定天然記念物、岩湧寺のカヤは多宝塔の裏です。

お堂にはお猿の置き物も見ました。

お堂から、境内を挟んでちょうど正面の位置に下に降りる石段が続いていて、その階段の両側を取り囲むようにお目当てのお花がびっしり咲いています。

この階段を下から見上げると、両脇のお花と上にあるお堂が見えます。

岩湧寺に秋海棠を見に来た人達がアップしている写真では、体感ですがこのカットが一番多く見られるので、画像で見たことのあるよく見知った光景でした。

季節的に蜂が活発に動いている時期で、階段を歩いている間も、お花を見ている間も、大きな羽音をさせてハチが沢山近くを飛び交っていました。

種類は分からないけれど、一種じゃなく色んな種類の大きなハチで、怖かったです。

うっかり手で叩いてしまったりしないように細心の注意を払いました。

花は繊細で可愛らしく、ちょうど良い時に見られて大満足。

お寺の空気も厳かで癒され、お腹が空いていた事を思い出し、橋本方面へ急ぎました。

岩湧寺 秋海棠を見に行く時の服装・持ち物

岩湧寺 秋海棠にはリトライです
【岩湧寺の秋海棠はリベンジ☆一回目は第1Pから徒歩】

ファッションが好きなお洒落さんは、遊びに行く時のコーデもこだわりたいかも知れません。

注意点を押さえて、当日のコーディネートの参考にして頂ければ幸いです。

岩湧寺に秋海棠を見学に行く際の格好は、これじゃないとダメというようなドレスコードはありません。

好きな服装でいくと良いと思いますが、登山をするなら身の安全を考慮してもちゃんとした装備が必要ですし、私の様にドライブでぷらっと寄り道する場合でもいくつかの気を付けた方が良いと思うことがありましたので、それを覚書を兼ねて書いておきます。

道路は舗装されていて、雨でもぬかるんだり泥々になることはありませんが、お寺の周囲は境内も含め土の地面です。

参拝者専用駐車場は草の生えた砂利敷きの地面です。

そういった事から、踵の高いヒールパンプスやサンダルは不向きでしょう。

歩きやすい履き慣れたスニーカーが望ましいと感じます。

悪天候の時は、土はぬかるみますし、周りも草刈りなどの手入れが行き届いている管理された場所というよりはほぼ自然のままなので、草丈も高くなっています。

岩湧寺の秋海棠の咲いている細い道を通るときは、枝や背の高い草が引っかかって繊細なお洋服を傷めてしまうことがあるかも知れないので、汚れてもいい格好、汚れてもいい靴がベストです。

夏の暑い時はノースリーブや半袖を着たくなるけれど、虫も多いので気になる方は長袖、長ズボンで考えた方が、虫除けや怪我の予防にもなります。

日差しもあるので、羽織りで長袖を準備しておくと、日焼け対策になって便利です。

私はUV対策にユニクロのUVカットパーカーを持って行っていましたが、さほど暑くも無く、夜になった時の体温調整にも利用できて重宝しています。

軽くて、くしゃくしゃにしてバッグに入れてもシワもそんなに気になりません。

もしハチが怖くて、出来ることをしておきたい場合は、黒や濃い色のカラーを避けた方が無難です。

マーキングされてしまってからでは意味がありませんが、黒は最初から狙われやすくなるので避けておくことでその段階はクリア出来ます。

岩湧寺で秋海棠が咲く頃、ハチが活発な時期です。

鬼ヤンマのブローチが蜂避けに良いとnewsで話題になり、私も以前、ぜー六の東大阪店でアイスモナカを食べた帰りに、ロイヤルホームセンターでオニヤンマくんを発見して興味津々でした。

あと山に入る時の服装として一般的なことになりますが、いわゆるカモフラ、迷彩柄の衣服は何かあった時に発見されづらく、雪山の白同様に選択肢から外し目立つ色の方が無難と言えます。

持ち物としては、現地で飲み物・食べ物は売っていないので、ご飯はどうするかはその時の予定で判断すればいいけれど、ドリンクは必須です。

山に入る前にペットボトルなどで買っておくか、タンブラーや水筒を持って行きましょう。

虫刺されが気になる方は、虫刺され薬や虫除けスプレー、虫除けリングなどもあればいいかも。

夏はネッククーラークールリングがあると涼しく過ごせます。

手を洗うところも限られているので、除菌のウェットティッシュや手拭き、ゴミを持ち帰るためのゴミ袋、バードウォッチングで野鳥を見たいなら単眼鏡や双眼鏡、昆虫や植物を間近でズームして観察したいなら虫眼鏡なんかもあると楽しいと思います。

岩湧寺で秋海棠を見て回ったり、歩き疲れて座りたい時に、地面だと気になる場合や、悪天候の後は、ピクニックシートやチェアが活躍するでしょう。

キャンプ用のしっかりしたアウトドアチェアじゃなくても、軽くて折りたたみの座れる踏み台などがあると持ち運びも便利です。

岩湧寺 秋海棠と一緒に見たいカヤの老木

杉の木のラインが美しい
【前回は茂り過ぎてて足元が怖かった。蛇出そう。】

天然記念物カヤの木は、根元に空洞がある大きな木です。

イチイ科の常緑針葉樹で、大阪府で最大と言われ約4mもの幹回りがある、同じ河内長野市の長野神社のカヤが有名です。

美山かやぶきの里で見るような、かやぶき屋根に使われるカヤは、草なので、樹木のカヤとは別の種類です。

暗闇でも光を反射するピカピカとした緑の葉が特徴的で、大木になる木です。

花期は4月、楕円形の実がなり、食用にもなります。

岩湧寺の秋海棠を見に行ったら、お寺の多宝塔のところに生えているので、ついでに見学できます。

樹形が美しく、中程辺りから三方向に分岐して、迫力のある姿です。

樹高20m、幹周が5.97m、推定で450年から550年の樹齢があるそうです。

長い時代を生きている長生きの木は、いわわき山の中腹にあるこのお寺に、遠い昔に修験者が植えたものが、お寺によって守られてきたと伝えられています。

岩湧寺 秋海棠の周辺
【岩湧寺の秋海棠を見て森の回廊へ☆ほぼ上り下り】