花の名所を関西で巡った記録です。

毎年恒例の決まったお花見スポットで桜を見たり、お弁当やお団子を食べたりする雰囲気も楽しいですよね。

花の名所は関西にも沢山あって、色とりどりに咲いたカラフルなチューリップやポピー、一面が一色に染まる絨毯のような曼珠沙華やネモフィラの群生も絶景で見応えがあるけれど、いつも通る通勤の道やお休みに出かける散策コースで、季節を知らせてくれる景色があるのは、感慨深いものです。

他にも、忙しさで周りなど見ている余裕が無い時や、嫌なことがあって気分が沈んだ日にも、静かに時の流れを告げてくれる植物に出会って、ハッとさせられたり、癒されたりする事はないでしょうか。

海外まで行かなくても、春夏秋冬と年間を通して、大阪から徒歩で行ける身近な場所から、少しの遠足で寄り道、早起きして足を運ぶようなエリアまで、ご案内していきます。

関西地方って?

日本を〇〇地方とざっくり分けると、北海道、東北、関東、北陸、東海、近畿、中国、四国、九州、沖縄など色々呼び方がありますよね。

中部って?山陰って?山陽って?と迷うことがあると思います。

花の名所を関西でお伝えする前に、そもそもカンサイってどこ?と思った方もいらっしゃるかと思いますので簡単に解説しておきます。

地元の方ならよくご存知かも知れませんが、テレビ番組やニュースでカンサイ地方と聞いても、考えてみたら、はっきりとどの範囲かは分かっていない場合もあるでしょう。

私も、例えば東海地方と言われて、パッと全部言えるかと言われたら自信がないです。

KANSAIというのは昔の関所(せきしょ)の西側の地域の呼び方で、関所というのは旅人の出入りを管理していたところです。

花の名所を関西でご紹介していく、と言った、カンサイ地方、の範囲は、大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県・和歌山県のことです。

ちなみに近畿地方(きんきちほう)というのは、一般的には、このカンサイ地方の2府4県に三重県が入ります。

関西広域連合では、大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県・和歌山県+鳥取県・徳島県を加えた2府6県をカンサイと定義しています。

花の名所を関西の大阪で探す

まずは私の地元大阪からご紹介していきます。

長く住んでいることもあって、他の県よりもよく知っているつもりでいた私のホームタウンである大阪市は、近過ぎて逆に見えないというか、観光スポットとして雑誌などに掲載されているのを見てから、花の寺?そんな場所あったんだ、と知ることもしばしば。

近くだから気軽に行けることもあって、タイミングを外してしまっても再訪しやすい所でもあります。

花の名所を関西の大阪府下にある、観光ガイドにも載るような有名どころから、お気に入りのお出かけ先まで、子供の頃から馴染みのある場所が多いです。

◎花博記念公演鶴見緑地

昭和47年に開園した、全国的にも有名な120haを超える広大な敷地の園地。

1990年、大阪市鶴見区で開催した「国際花と緑の博覧会(はなの万博)」の跡地 なので、昔のパビリオンの名残が今も残っていて、モナコ庭園や中国庭園、韓国庭園、イラン、イタリア・・・など、撮影向きのフォトスポットが多数ある為、コスプレイヤーさんが作品を撮りに来ている姿もよく見かけます。

花の名所で関西でどこと言えば、名前が上がりやすいこの公園は、夏場は噴水で水遊びをしたり、子供用の遊具広場もあるので、小さなお子様の居る家族連れにも人気があります。

プールやキャンプ場やバーベキュー場にパークゴルフ場なども備えているので、ファミリーでゆっくり遊びに行くのに最適です。

緑の溢れる園内は自然と触れ合えるだけでなく、風車や花畑の風景も壮観ですが、とても広いので、端から一周するだけでも時間がかかります。

入り口は8つあって、電車で行くなら最寄り駅はOsakaMetro長堀鶴見緑地線の鶴見緑地駅で、中央口付近に着きますが、バスや車の場合は事前に目的地や周り方を決めて、目的の箇所に近い入り口や利用しやすい駐車場、バスの場合は着きたいバス停によって京阪バスか市バスかを選ぶのが良いでしょう。

花の名所で関西の鶴見緑地を訪れるなら、一年中、パンジーや菜の花、コスモス、水仙、マリーゴールドなどその時々のタイミングで色々な花が見られますが、春のチューリップとネモフィラのコラボや桜並木、バラが素敵で、開花から見ごろの時期は混雑が予想されます。

紅葉の頃も世界の庭園や日本庭園と落ち葉の赤や黄色が、いつものもみじ狩りと違った雰囲気の写真が撮れますし、滋賀のマキノ高原で有名なメタセコイヤ並木まであります。

料金は無料で、入園料はかかりませんので、ご近所の方が散歩コースにしていたり、ランニングをしていたり、ラフな格好で来ている方も多く、地元の人にも年代問わず親しまれている園地です。

園内に大きな池もあり、のんびりと鴨を眺めたりしているだけでもとても気持ちがいいです。

花の名所、関西、大阪にはまだ他に、こんなところがあります。

◎万博記念公園

◎長居公園 大阪市立長居植物園

◎服部緑地

◎城北公園 菖蒲園

◎大阪城公園

◎大阪まいしまシーサイドパーク

◎浜寺公園

◎大泉緑地のカキツバタ園

◎堺・緑のミュージアム ハーベストの丘

花の名所を関西で探すとき、目的地を設定していくのもいいですが、同じものを探して、いろんな場所を巡るのも楽しいですよ。

大阪府と一口に言っても、藤井寺市、岸和田市、和泉市、交野市、堺市、など色々な市があり、場所場所で雰囲気も違います。

例えば、桜を追いかけて、豊中市、吹田市、次のお休みの日はまた、桜を求めて、枚方市、来週には、河内長野市みたいな感じでいろんな場所に咲く姿を収める旅も良いかも知れません。

お肉でもたんが好き、砂ずりが好き、などあるように、好みは人それぞれ。

府民の森くろんど園地で森を歩いてみたり、端っこの方までドライブして淡輪遊園に行ってみるのも、しっぽりした時間が過ごせそうです。

花の名所を関西の京都で探す

◎京都府立植物園

◎京都御苑

◎三室戸寺のあじさい

花の名所を関西の京都で探すとき、足を伸ばして天橋立などに行ってみると、京都市内とはまた全然空気が違うので楽しいかも知れません。

オハナミの場所選び☆どんなところへ行くかのヒント

毎年桜見に行って何が楽しいの?とか、去年行ったやん、とか言われることがあります。

そう思う人も居ると思います。

花の名所で関西のいろいろなところを訪れる時、私が考えていることを少しお話ししてみます。

あなたは、お花見に行く時、どんなものを見に行きたいと思っておでかけしますか?

興味のきっかけはさまざまで、それもまたお花見の醍醐味だと感じます。

春は菜の花や桜、梅雨の時期の紫陽花、夏はヒマワリ、普段植物に興味がない方でも知っているような代表的なものから、そこに行かないとなかなか普通では見られないようなめずらしい植物もありますよね。

桜1つ、ひまわり1つでも、花色や花の種類が色々あったりだとか、お祭りとしてイベントが開催される日があったりだとか、木だったら、樹齢のすごく長い歴史のある大木をひと目見てみたいと出かけてみることもあります。

ただお花畑を見に行く、並木を見に行くだけじゃなく、菜の花とレトロな鉄道が一緒に見られたり、桜と雪が一緒に見られるとか、ひまわりと仏閣だったり、紅葉と十月桜、水仙と海とか、棚田や田園風景とヒガンバナ、夕焼けや朝焼けがとても綺麗だったり、ライトアップが幻想的だったり、お天気を気にして、周辺の景色や施設を考えて出かけるのも、なかなか楽しいです。

花の名所を関西で探す時に、見頃やアクセス方法、付近のトイレなどをチェックするように、プラスαでグルメや温泉、観光も気になります。

同じ旅行先でも、極端な話、同じ高速バスのバスツアーで同じバスガイドさんだったとしても、同じホテルに泊まったとしても、その日とまったく同じ状況や体験は2度とありません。

同じツアーが来年またあっても、その日の経験はその日だけのもの。

花の名所を関西で、なんて興味が無い人もたくさん居るかも知れないし、一緒に行こうと誘っても、去年も行ったでしょ?と言われたりするかも知れない。

だけど、思い出の景色がたくさん持てることって本当に幸せだと思います。

写真に写っていない匂いや音、コキアを触った時の柔らかい感じとか、そういうのも全部お花見の楽しみで、そういうところが全部好きだから、つい出かけてしまうのです。

梅林の開花予報のように、例年の開花時期から予測できる見ごろの目安はあっても、植物は気温や天気など環境の影響を受けやすく、思ったように見られない時もありますが、それはそれで、また来年の楽しみです。

花の名所を関西の兵庫で探す

◎兵庫県立公園あわじ花さじき

◎国営明石海峡公園

花の名所を関西の奈良で探す

奈良県奈良市と言えば、鹿や大仏が有名ですが、緑地もたくさんあります。

◎おふさ観音のバラまつり

◎九品寺の彼岸花

◎馬見丘陵公園

花の名所を関西の奈良県で探すと、観光地ムード満載なところと、田舎の田園風景が広がる場所とで、だいぶ雰囲気が違います。

葛城山に登って山野草を探してみようと思ったら、山と渓谷社のページで装備や山歩きの仕方を勉強したりも良い思い出になるし、金沢の兼六園や奈良公園とともに日本で最初の名勝に指定された月瀬の梅林など、普段用事がないとなかなか行かないような場所へのチャレンジも楽しそう。

AmazonでP活をしているとかじゃないなら、メルカリでトップから何件も観察して、欲しいものを見つけると予算も安く手に入ります。

1ヶ月で-4何キロ、とダイエットに励んで宅トレしている女性でも、不慣れな散策をしながら、植物の名前を覚えつつ、運動したら、家で-1、-2、-3とカウントしてるよりも明るい気持ちになるかも知れません。

もっと楽しくなるかも知れないアルバム作り

携帯電話(スマホ)にカメラが付いているのが一般的になって、カメラが趣味、撮影が仕事、なんて方以外でも、気軽に写真を撮る時代になりました。

ゲレンデマジックでいつもより魅力的に撮れると言われる雪景色は、スキー場じゃなくてもつい写真を撮りたくなりますし、インスタ映えという言葉が流行るのと比例するように、若い女性が全国のお寺や神社の境内でスマホを掲げ、熱心に撮影に講じている姿もめずらしくありません。

花の名所を関西版でまとめたガイドブックなどでも、フォトジェニックなスポットがランキング形式で案内され、女子旅やカップルでのデート、ハイキング、ツーリングなどで華やかな背景をバッグに写真が撮れるひまわり畑やお花畑、森も人気があります。

ピンクの桜の花見や白と紅の梅が咲き乱れる梅の花のお花見や、遊園地や遊び場でイベント的に開催され、期間中は豊富な品種や定番のもののほか、オランダの珍しい種類などが彩り鮮やかなチューリップの花まつり、歩道の脇や周囲のレンゲや芝桜、緑地や学校の整備された花壇に咲くハーブやばら、渓谷や山の斜面を一望したときに山頂からじゃなくても、ひと目で秋を感じられるもみじやかえで、ツツジの紅葉など、子供、大人に関わらず、日本で暮らしていると四季折々の季節を感じる光景をそこかしこで多く鑑賞できます。

Kansai Walkerなどの本や旅行雑誌やRETRIPなどでも特集されるメジャーな寺院や、神社も、萩の東光院や観心寺、平等院、春日大社など有名ですし、緑地や公園でも、あわじはなさじきや、淡路島にある明石海峡大橋の明石海峡公園、花博記念公園鶴見緑地、大阪府立花の文化園、豊中市服部緑地、ハーベストの丘、万博記念公園自然文化園、長居植物園、大仙公園、蜻蛉池公園、枚方市山田池公園などレビュー多数の屈指のポイントもそれぞれ見どころがありますが、そういう名前の知れたところ以外でも、国内で航空券を買わずにお馴染みの地下鉄やJRのJR東海道本線や、近鉄電車、阪急交通社の阪急電車を利用して近畿で日帰り旅にももってこいの穴場もたくさんあります。

花の名所を関西で探せば、ネット上には、古墳や史跡、名称の難しい場所など最初から一人で1から調べるとなると大変な労力がかかる情報を、メモ書き的なひと言を添えて特徴や概要、営業時間、屋台の有無、販売の商品、購入品、定休日や入園料金一覧、定休日やTEL、利用規約や写真を取れる条件、食事の選択肢、祭りの日程やタイムスケジュール、敷地内のゾーン分け、使用していい持ち込み品、栽培されている本数や株数、記念撮影スポットにちょうど良い太陽の塔などシンボルの場所、地区の特色や公式ページへのリンク、注意やお願い、由来、名前の意味、文化や歴史、画像クリックで拡大画像になる参照用地図などのその他詳細なDATAが、ご覧になってひと目でわかるように編集され無料提供で紹介してくれているページが溢れています。

不明なことを知るためにwebはベストパートナーですから豊かなすべての情報をひとつでも5つでもいくつかでも選び、必要なプランを組み込むなどこちらに必要な変更やアレンジを加えたら、今すぐにでも出かけられます。

そういう手軽さから、市内や都市部どちらかというと大混雑という雰囲気とは遠かった植物園の温室や建物の中の見事な展示、年配のお客様も多いイメージのかきつばたやあやめの紫色と青い葉が風情ある景観の花しょうぶ園、お寺のシャクナゲやボタン、池のスイレン、ハス、1本ずつ丁寧に育てられた菊の鉢植え、史跡巡りや、古寺のイチョウの巨木や苔、なども今までの客層とは違った、学生さんや若いカップルを度々見かけるようになりました。

100万など見ごたえのある株数を謳った広大なお花の観賞イベントや、ユリが先誇る大阪湾を眺められる大阪舞洲ゆり園、スポーツ施設も伴った公園や、菜の花が美しい和泉リサイクル環境公園など、どこを取っても、創作意欲の湧く場所ばかりです。

花の名所で関西と言えば、御堂筋の街道沿いの銀杏が有名ですが、滋賀県高島市のマキノ高原にあるメタセコイア並木も見逃せません。

春、初夏、夏、秋、冬それぞれの季節がそれぞれ美しい場所です。

同じ公園でもシーズンによって、咲いている花が違いますから、同じように歩いても、風に乗ってくる香りや顔に感じる日差し、景色の色も違います。

ラベンダーやつつじ、アジサイ、スイセン、ミズバショウにカタクリ、ダリア、牡丹、椿、蓮、藤、好きな形や匂いも個人個人で違いますし、例えば同じピンク色でも淡かったり、濃かったりしますよね。

藤の花を藤棚の横から撮る、下から撮る、主として中心に撮る、脇役として撮る、それだけでも様子はずいぶん違いますし、同じ河津桜ひとつでも、背景が海だったり琵琶湖だったり、小高い丘や、仏閣だったりビルだったりでも違いますし、神戸のおしゃれな街並みの中か、箕面か嵐山かでもだいぶ変わります。

花の名所を関西で訪れたら、GWなどの時間がある時は、9時の様子と16時 、17時の様子ではまた違いますし、日没の前後30分ほどの夕焼けの綺麗な時間は5分刻みぐらいで様子が変わって感動的です。

夜に、星空をバックにライトアップを撮影したりも良いでしょう。

ロープウェイの上から眺めた風景だったり、京都市で京都バスに乗って、車中から車窓越しに切り取った風景もまた味がありますし、フリープランで北部へ南部へとぶらりとみるのも良いし、上旬と下旬で同じ場所を取ったり、色々と浮かんできますよね。

それに伴って、カメラのほうも、暗いところでも明るく、より簡単に、より綺麗に、腕や技術が無くてもステキな写真が撮れるように進化し続けています。

花の名所を関西で訪れた時、私はよく思い出の写真を残していますが、アルバムは後で見るのも楽しいです。

自分が写真に写るのが苦手だったり、嫌いだという方も、居るかも知れないけれど、ぜひ自分も参加して写ってみて欲しいなと思います。

風景写真も上手に撮れたら嬉しいですが、娯楽として、写りが悪いからとか言わずにたくさんチャレンジしてみて欲しいです。

太陽の位置で光が眩しかったりするので、時間も確認して気を使うようになったりとか、ポーズを考えたり、景色と合うお洋服の色を考えたり、やってみると意外と失敗してたりして難しいんです。

けどそのおかげで、次はもっとこうしよう、など自分なりの楽しみの幅が広がります。

同じ場所で、来年、というのも素敵です。

花の名所を関西で決まった場所に次の年も尋ねるのです。

2018年はこんな感じのチューリップ畑だったけど、2019年はこんな感じのデザインに変わってました、のようなものも楽しいかも。

花の名所を関西の滋賀で探す

◎醒井の地蔵川の梅花藻

◎草津市立水生植物公園 みずの森

花の名所を関西の和歌山で探す

◎生石高原のススキ

逃したくない満開の時☆見頃情報の調べ方

じゃらんや関西ウォーカーなどトラベル誌やお出かけ雑誌などの旬のフラワー特集を利用して、見頃情報をピックアップしても、前もって作られている紙面とリアルの情報は微妙に違う場合があります。

仕事の予定で休みが合わなかったり、どうしてもその日しか行けないなどの事情はしょうがないけれど、次があるとは言っても、せっかく行くなら満開のベストタイミングを狙いたいですよね。

花の名所を関西で探す場合はフラッと寄れる距離ならそこまで気にしないかも知れませんが、大阪から、たとえば、地図上ならすぐ隣にある兵庫県に移動することを考えたとしても、端まで行くとなると、ICいくつ見るのかと思うほど、車でもだいぶかかります。

カーナビをセットするために住所を調べたり、地図を見て順路を比較したり、下車の場所を決めたりして、やっと頑張って辿り着いて、見頃が過ぎていたら悲しいです。

北海道や東北地方、埼玉県や東京など関東に旅館や航空券を予約して旅行してたら、と考えたらできたら外したくないと思うものだし、徒歩10分くらいでも、わざわざ行くなら期待位してた通りの良い状態で見たいもの。

そんな時は、twitterなどのSNSやブログで行った人のcheckするのが確実です。

公式のお問い合わせ先がある場合はそこに聞いてみるのも良いけれど、問い合わせ先がない場所もありますので、実際に行った人が訪問後の写真をアップしてくれているのは、すごく参考になるし、頼りになります。