福を招く縁起物とされる招き猫は、前足が人を招く形をしているネコの置物です。 狛猫の神社を知らなくても、招きネコは、お店の店先や実家の飾り棚、色んなところで見かけるメジャーな置き物ですが、どうしてねこを模しているのか知って […]
狛猫
狛猫という存在をご存知でしょうか。
神社の境内で参拝者を迎えてくれる阿吽の像と言えば、狛犬ですが、京都の京丹後市には、日本で唯一ここだけに居る猫神さま、あうんのコマネコにゃんこが居ます。
二匹のネコは、京丹後の地場産業、丹後ちりめんに関係しています。
織物に必須の絹糸は、蚕が作る繭から生み出されます。そのため、地元地域でも沢山の農家が養蚕に励んでいました。
カイコやまゆは、ネズミに狙われ、食害で大ダメージを受ける事から、ねずみの天敵であるネコたちが救世主として登場し、大活躍。
皆の生活を支える仕事を守り、家庭を守り、大切にされていました。
木島神社で機織りの神様、蚕の神様と信仰される保食命を分祀した折、人々の暮らしの中で蚕を守った二匹のネコの像が、奉納されました。
峰山のこんぴらさんとして親しまれることひら神社では、こまねこまつりなどのイベントも開催され、向かいの和菓子屋さんでは、こまねこデザインのおいしい最中を販売しています。
金刀比羅神社を訪れたらお土産にもぴったり。
社務所でもたくさんのグッズならぬ、ネコモチーフの授与品やめずらしい絵付けこまねこが所狭しと並んでいます。歴史ある神社の由来やご利益などご案内します。