福を招く縁起物とされる招き猫は、前足が人を招く形をしているネコの置物です。

狛猫の神社を知らなくても、招きネコは、お店の店先や実家の飾り棚、色んなところで見かけるメジャーな置き物ですが、どうしてねこを模しているのか知っている人はどれくらい居るでしょうか。

商売繁盛のお守りと親しまれ、見慣れすぎていて気にした事も無いかも知れませんが、古くは、農作物や蚕を食べるネズミから守ってくれる、養蚕の守り神とされてきました。

養蚕が衰退した現在も、商売繁盛の縁起物として人気があり、身近な存在として、多くの人の生活に溶け込んでいます。

丹後ちりめんの発祥の地、丹後半島にある峰山町には日本で唯一、境内に珍しいこまねこの居る猫スポットがあります。

狛猫の神社は、テレビ放映や雑誌に特集が掲載されたり、SNSの投稿などで、度々話題になる為、ガイドツアーの目的地の1つになっていたり、旅行ガイドランキングでも好評の観光名所です。

2022年の3月、大阪からドライブで琴引浜まで向かう道中で、可愛い猫神様に会いに寄り道して参拝してきました。

狛猫の神社☆丹後峰山こんぴらさんの概要

国内にはたくさんの社寺があり、昨今ではお寺めぐりや御朱印集めを趣味にする若い女性も増えてきました。

航空券を買ってホテルに宿泊し、飛行機で海外からやってくる観光客や世界中の歴史ファン、ご祈願の人たちなどよりももっとエンタメ的に、初詣などの延長線上として、イベントとして、訪れる若年層も最近では多く見受けられます。

グッズを集めるようにお守りを選んだり、インスタ映えするフォトジェニックな写真を撮るために遠方から足を運ぶ方なども増えているそうです。

狛猫の神社は、そんな思わず写真に残したくなるような、ココだけの場所。

名前は金刀比羅神社と言います。

読み方は、ことひらじんじゃ、ですが、地元地域の方々からは、親しみを込め、こんぴらさんと呼称されています。

ご自宅ではネコと一緒に暮らしている愛猫家さんは、どこにお出かけしても、野良ねこさんが気になったり、三角の耳のモチーフに目が行ったり、ペットと関係のない本や新聞の隅の、買い方や食事、しぐさの秘密や生態、雑学や豆知識など、小さなコラムを拾って読んでしまうなんて事があると思います。

雑誌でちょこっと連載している漫画が、ねこキャラだと続きが気になるし、決まったものを与えていても、新しいフードの広告ですらつい見てしまう。

そんな方には、ぜひ一度足を運んでほしい場所です。

狛猫の神社は、単純にネコ好きにおすすめというわけではなく、由緒と歴史ある丹後のパワースポットですので、温泉やグルメ、海でのアクティビティや絶景体験で周辺の観光に来られた方、出張で近隣に宿泊していて少し時間が空いた方なども、家内安全、学業成就、商売繁盛、縁結びなど様々なご利益にあやかりにぜひ気軽に立ち寄ってみてくださいね。

関西から車でのアクセスも良好、電車とバスを乗り継いでの旅でもバス停すぐの立地で便利です。

これから参拝に訪れる予定がある方や、ご近所エリアにお住まいだけど存在は知っていたのに行った事がなくて、ちょっと興味が湧いた方、旅行プランに組み込んで計画中の方に役立つ、所在地住所や営業時間、定休日、トイレや駐車場、アクセス、問合せ先電話番号などの基本情報の詳細や、実際に行ってきた感想やレビュー、付近のお土産スイーツやランチなど、思い出の記録を兼ねてまとめていきます。

狛猫の神社の真ん前☆狛猫もなかの大道

こんぴらさんの真向かいでお店を構えて百年を越える和菓子屋さんがあります。

狛猫の神社の鳥居の前にある、御菓子司 大道というお店です。

お参りのおみやげに人気の、こまねこの顔を忠実に再現したもなかの皮は、裏表で、阿吽のデザイン違い。

中には粒あんが入っています。

金刀比羅さんってどこにあるの?所在地住所

地方の知らない土地の地名って特殊な読み方だったりして、難しい場合がありますよね。

web検索なら、コピペで貼り付けて問題ありませんが、現地で迷って、誰かに道を尋ねるときは、正しい読み方が分かっていた方が聞きやすいです。

迷子になっても現場で慌てず道を尋ねられるように、アドレスの読み方の併せてご紹介しておきます。

狛猫の神社、こんぴらさんの所在地住所:京都府京丹後市峰山町泉1165-2

金刀比羅神社社務所の住所です。

漢字の読み方は、きょうとふ きょうたんごし みねやまちょう いずみ 、です。

狛猫の神社への行き方

私たちは当日車で向かいましたが、カーナビにそのまま目的地を設定して、ルート案内通り、地図に沿って進むと、鳥居が見えてくるので、迷うことなく無事到着できました。

私たちは下を走っていたので、公式HP、konpirasan.comに出ているご案内もぜひ参考にしてください。

車での所要時間の目安をお伝えしておくと、峰山へは、山陰近畿自動車道(京都縦貫道)で京丹後大宮インターチェンジから、約15分ほど、舞鶴若狭自動車道なら福知山ICより50分ほどです。

狛猫の神社へ、電車やバスなど公共の交通機関をご利用で参拝される方は、電車だと丹後鉄道の峰山駅が最寄り駅です。

最寄駅から歩くと、徒歩にして約800mほどですが、バスが出ているので、駅からバスに乗車すれば、前で下車すると、そこからの徒歩の距離は、すぐです。

丹海バスの峰山線・丹後峰山線に乗って、下車のバス停は、金刀比羅神社前バス停です。

丹海バスというのは、丹後海陸交通の路線バスで、丸い看板の停留所が目印です。

乗り方は、停留所の時刻表を見てバスを待ち、到着したら後方のドアから乗車。

入り口で整理券を取って、降りたいバス停が近づいたら降車ボタンを押し、到着したら運賃箱に、料金表に表示されている金額の代金と入り口で取った整理券を入れて支払い、前のドアから下車する、というよくあるタイプのバスです。

狛猫の神社に行くのには、峰山駅から歩いても15分ほどで、歩けなくはない距離ですが、バスに乗る場合は、注意として、小銭を用意しておくほうが良いでしょう。

運賃箱の両替機が千円札と硬貨のみの対応になるので、一万円札や五千円札には対応していません。

待つのが困るなら、峰山駅からタクシーでも5分ほどで着きますが、バスだと片道150円なのでお安く済みます。

お散歩マップなどで近辺に散策したい場所が他にもある方は、滞在時間と帰りのバスの時刻とを調整すれば、待ちも少なく計画的です。

参詣客の多い紅葉や桜のベストシーズンや年末年始、イベント開催日などは、混み合うことも予測されますので、余裕を持って考慮しておいた方が良いかも知れません。

狛猫の神社の連絡先電話番号

事前の確認や咄嗟の時のためにも、電話番号が分かっていると安心です。

お問い合わせや質問、相談、帰ってから忘れ物に気がついた、など思わぬトラブルがあった場合も、連絡先を把握していれば、すぐお電話可能です。

狛猫の神社の連絡先電話番号は、TEL:0772-62-0225 です。

FAXは、0772-62-5993

お問い合わせ窓口としての電話対応の受付時間は基本的に社務所の営業時間内です。

下記、営業時間のカテゴリーにお知らせしている記載を参照してくださいね。

混雑時は長話がご迷惑になる場合もございますし、お電話がつながりにくくなる可能性もありますので、お伝えしたい内容をメモなどにまとめておくと、二度手間を防げます。

狛猫の神社の営業時間は?

境内拝観自由となっていて、施錠などはされませんので、終日お参りできます。

参拝は自由ですが、授与女には営業時間がありますのでご注意ください。

オープンが午前8時ごろ、クローズが午後6時ごろまでです。

狛猫の神社は8:00〜18:00の間に行けば、ゆっくりお守りを選んだり出来るようです。

他のお店のように授与所の開店閉店にも季節で変動がありますので、訪問されるスケジュールが決まりましたら、日程に合わせて、最新のお知らせをご確認いただくと間違いありません。

神札、神守、縁起物、神籤、ご朱印などは、大鳥居を入ってすぐ近く、左側の、斎館社務所の授与所で授与が行われます。

定休日ってあるの?お休みはいつ?

怖い?可愛い?
【思い思いの作品群はご本人に似ているのかも】

狛猫の神社のお休みはありません。

2018年までの環境とはまるで変わってしまった暮らしにも随分と順応してきました。

アミューズメントパークや動物園、博物館などの観光施設や企業、カフェやレストランなどの飲食店や小売店やライブハウス、学校なども、普段と違うイレギュラーの時間軸になっている場合があったり、臨時休業や期間休業、サービス設備の一部の制限などが適用されている場合がございます。

2020年、2021年、2022年と、未だ落ち着かず、北海道、新潟から、東京、南は沖縄まで全国的にいつもとは違う営業形態になっているお店が多くなっていますので、足を運ばれる日取りの営業は、公式サイトや直接のお問合せにて、ご確認いただくことをお勧めします。

交通機関の時刻表なども変動がありますから、公式ページのチェックが確実です。

狛猫の神社のパーキング情報

車で向かう方は、不慣れな土地だとコインパーキングの近くて安いところがどこかも分かりませんよね。

パーキングチケットが価格帯が周囲一帯思いのほか高かったり、値段にびっくりすることもあるので、お金がかかりやすい観光地は気をつけなくてはと常々思っています。

有料パーキングに入れなくても、専用の駐車場があるので安心してください。

狛猫の神社には無料の専用駐車場が、道路から大鳥居に向かって右手にあります。

誘導用の案内表示がありますので、特に迷うことは無いでしょう。

参拝者用駐車場が祭礼日などでご利用いただけない場合は、京丹後市役所前駐車場も利用可能です。

狛猫の神社は入場料がかかる?チケットの値段は?

利用料金はかかりません。

境内を散策するのは自由ですが、お賽銭や授与品などに必要な分はご用意ください。

張り子のこまねこの絵付け体験や、こまねこ絵馬、猫の顔絵馬やお守りも、可愛らしいものが色々あります。

狛猫の神社の絵付け体験は、素焼きの陶器で出来たレプリカに、好みの柄や模様を描き、色を付けて、自分のオリジナルの作品に仕上げることができます。

境内にも沢山飾ってありますが、華やかなものからシックなもの、絵の具ではなく、どこかのアニメで見たキャラクターに似たものや、素材を貼り付けられたものなど、SNSでシェアしたくなるほど、本当に個性豊か。

あらかじめ3日前までの事前予約が必要で、制作時間が1時間ほどかかりますので、別の予定がある方は、滞在時間も考えて調整すると良いでしょう。

方法などは解説してくれますが、開催のための申し込みの最少受付は2名から、1名は要相談です。

狛猫の神社の年間行事

狛猫 神社で甲羅干し
【狛猫 神社ではミドリガメは禁止です】

一度は行ったことがあるという方でも、イベントがある日にお出かけしてみたら、知ってる感じとはまた違った様子を楽しめるかも知れません。

金刀比羅神社では、9月中旬頃、こまねこまつりという催事があります。

狛猫の神社に祀られている、養蚕の神様をお守りする一対のこまねこをモチーフに、多種多様なねこ企画が開催されます。

創意工夫を凝らした、一風違う多彩なこまねこの姿や、織物産業の町らしいアクセサリーや、雑貨、小物、ペイントなど、街の人たちの手作りの魅力がいっぱい詰まったイベントです。

旅プランを設定される際、タイミングが合えば、ぜひ出かけてみてください。

金刀比羅神社の訪問レポート

本殿が小高い丘の上にあるということで、片道180段の石段を登らないといけないことに、まずためらっていました。

私は平気ですが、階段の数で不機嫌になられたら、一日そんな感じで過ごすことになるのが嫌だから、最悪、階段の途中に鎮座しているというこまねこで折り返すことになっても、ネコさんにだけは会って帰りたいと思っていました。

狛猫の神社に来たからには、ちゃんと見て帰りたいですよね。

車でナビ通り進むと、大きな鳥居が見えてきて、大きなPという文字の案内に、迷わず駐車場まで入れました。

中に車を停めてから、境内をまた大鳥居の方まで歩いて戻って、大鳥居を潜って参拝しようと思って鳥居まで戻ります。

赤とか金色とか白とかではなく、石の色の鳥居まで戻ると、道路を挟んで向かい側に、後で行こうと思っていた大道という和菓子屋さんがあることに気が付きましたので、先にそちらに来店。

狛猫の神社の真正面で、店頭にも、こまねこ最中ののぼり旗が出ていました。

お店は和菓子屋さんだと思っていたけれど、店内に入ると洋菓子屋さん、もしくはケーキ屋さんでした。

ガラスのショーケースにケーキの名札がズラリと並び、クッキーなどの焼き菓子も色々揃っています。

私たちが行ったときは時間が遅かったためか、ケーキはほとんど売り切れていました。

店先で宣伝されていたこまねこモナカは、右側の和風のコーナーに発見。

バラで1つからでも単品買い出来るけれど、3つになると、肉球模様のかわいい吊り下げボックス入りだったので、ついつい箱が理由でそちらを頂きました。

狛猫の神社に参拝に来たお客さんが沢山訪れるだけあって、贈答用の大きなギフトボックスにぎっしりモナカが詰まったものや、カステラとのセットもありました。

お会計を済ませ、お店から出て、いざ境内へ。

大鳥居を潜ってすぐ左側には、トイレや休憩所、授与所がありました。

ひっそり飾ってあった顔出しパネルで記念撮影をして、沢山並べてある張り子のこまねこを順に眺めて周ります。

朝護孫子寺の虎の絵付け体験もこんな感じなんだろうなと思いながら、順に見て回ると、見て見て!とつい足を急がせて呼びたくなるような作品もいっぱい。

狛猫の神社として普段から観賞用に飾ってあるものなのか、絵の具を乾かしているのかは分かりませんでしたが、色んな方が思い思いに作成したカラフルなお人形は、ピカチュウやドラえもんの様な子も居て、見て歩くだけでも、楽しかったです。

手水舎まで行くと、隣に橋のかかった池があります。

亀の池と表示されていて、本当にその通り、たくさんのカメが甲羅干しの真っ最中。

将棋崩しのように積み重なって、山のようになっていました。

亀の種類なども説明書きがあり、読みながらどのカメがどの種類かを見たりして楽しみました。

池には鯉もいて、今はシーズンじゃ無くて葉っぱも無く、咲いていませんでしたが、睡蓮やハスも咲そうな気配があります。

狛猫の神社は、本殿まで180段、その途中にこまねこが居るとリサーチして尋ねましたが、その亀の池の先から、階段が始まります。

階段は登り口から即二手に分かれていて、どっちを登るか迷いますが、両方とも、こまねこさんまで続くルートです。

右の階段だと神門をくぐり、左だと粟島社、稲荷社を経て、こまねこの鎮座する木島神社に繋がります。

私たちは、右の階段から登りました。

半ばダッシュに近い形で駆け上がって、神門をくぐって、左に行くと、見慣れた狛犬さんとは違う、アウンの顔をしたこまねこさんが居ました。

狛猫の神社から、京丹後の今昔をずっと見守ってきた、頼もしいネコさんの姿。

左側の阿吽の阿のほうの口を開いた彫刻は、子ネコを抱いています。

子猫の頭に手を置いている母ネコさんの反対側には、まるで今から缶詰を貰う時のようにシャキッとお行儀よく座った凛々しい姿の、吽のネコ、これは父親なのでしょうか。

後方に、白いネコの顔をモチーフにした絵馬が沢山かけられています。

2匹とも、小さくて丸めのカーヴィな耳で、猫の種類がなんだったのか、モデルが気になりました。

階段のことを不安に思い、どうする?と聞いたら、上がると言うので、本殿にも行ってみました。

私はさっきと同じく駆け上がりましたが、ちょうど人も居なくて、登り切った先には立派な拝殿。

狛猫の神社として有名な金刀比羅さんですが、狛犬もめちゃくちゃ多いと感じます。

狛犬さんを1匹2匹と数えていいのかは分からないけれど、下にも狛犬さんを見ましたし、本殿の階段を登り切るところには4匹も居ました。

本殿で賽銭箱にコインを投げて、鐘を鳴らしてお参り。

ご祭神は、大物主大神。

古来、その広大無辺なご神徳から、人の身につき願ひて叶はざることなき大神、と称えられるほどの神様だそうです。

ご神徳は、沢山あって、家内安全、商売繁昌、交通安全、開運厄除、大漁満足、海上安全、学業成就、夫婦和合、病気平癒、安産他、人事百般とのことでした。

私はなんとなく、おうちで飼っているネコ達のことを重々お願いしてしまいました。

狛猫の神社☆木島じんじゃについて

こんぴらさんの本殿まで行く途中にある、小さな祠、木島神社。

狛猫の神社はここです。

機織りが盛んだったこの地方一帯では、丹後ちりめんの絹糸の原料となる蚕を育てる農家が多く発展しました。

蚕や繭を食い荒らすネズミを駆除するために、養蚕の繁盛期には、多くのおうちがネズミ退治対策で猫を飼っていたそうです。

ネコはネズミの天敵、見張り番として農家を支え、織物産業を見守ってきたネコが、ちりめんで栄えた街を今も見守って、街のシンボルとして愛されています。

狛猫の神社の親子ネコの彫刻は、令和2年9月1日に、京丹後市指定文化財に指定されました。

峰山町のまちなかでは、ネコを象徴する沢山の商品に出会うことができます。

木島じんじゃは、文政13年(1830年)に、現在の京都市である山城国の養蚕の神:木島神社から、地元ちりめん織業者によってお迎えされました。

その後、地元の糸商人や養蚕家達によって、この一対の狛猫が奉納され、地域の皆様に親しまれています。

狛猫の神社の近辺の名所や食事処

宮津の富田屋さんでお腹を満たしてきた私たちは、こんぴらさんの前の大道菓子店で最中を買った後、おのじん醤油にも立ち寄りました。

おのじん醤油というのは、小野甚味噌醤油醸造株式会社のことで、おいしい地元産のお醤油を購入できます。

狛猫の神社からも、車でなら3分ぐらいの距離で、とても近くです。

琴引浜に行く予定があって、間での寄り道は、琴引き浜までの道のりの途中で寄れる、パティスリーリヨンだけでしたが、チロルというレトロな焼き菓子がとてもおいしいんです。

パッケージもノスタルジックでおしゃれ。

お菓子なら、戸田風月堂のネコ型上用まんじゅう、NEKO-NO-ENや、PatisserieKのねこマドレーヌんなら女子ウケも叶うヴィジュアルで、ネコ好きな方へのお土産にもぴったりです。

雰囲気ある写真を撮りたい方は、日本遺産、丹後ちりめん回廊に寄り道するのも良いでしょう。

江戸時代から300年を越えて続くちりめん産業の歴史を感じます。

狛猫の神社は他にもあった!?

ここだけと聞いて、訪ねた京丹後のこんぴらさん。

日本で唯一、と看板が立ててありました。

狛犬さんの代わりに、違う動物が狛〇〇になっているところっていくつか行ったことがありましたが、ネコはここだけなんだ、と思っていました。

狛猫の神社から帰って、ここにしか無いんだってという話を方々でしていたら、なんとなくそうでもない感じの話が入ってくるようになりました。

東京都立川の阿豆佐味天神社・立川水天宮。

迷子になった猫が帰ってくる、という噂から、ペットのねこが行方不明になった時、ここに祈願する人が絶えないという、通称猫返しじんじゃ。

それから、新潟の栃尾地区という同じく織物の産地として養蚕で発展した地域にある南部神社。

妖怪の猫又のように尻尾が二又にはなっていないらしいのですが、猫又権現と呼称され、親しまれているのだとか。

こちらは阿形、吽形ではなく、左側の一体だそうです。

狛猫の神社ではなく、猫寺と呼ばれている生善院にもこまねこが居るとか。

こうなってくると、日本唯一の出典元が気になるけれど公式にもそうありました。

ちなみに、招きネコ発祥とされる豪徳寺にはこまねこは居ません。

浅草の今戸神社も沢山の招きネコに出会えます。

また気になるスポットが増えました。