信貴山朝護孫子寺は虎のお寺として地元地域の方々を始め西からも東からも多くの方に親しまれている寺院です。

奈良県生駒郡の奈良百遊山の1つ、標高437mの山の中腹にある、信貴山真言宗、毘沙門天王の総本山。

初詣や2月の下旬に開催される寅まつりは多くの参拝客で賑わい、学業成就や金運アップなどをはじめ、様々なご利益がある寺社として知られています。

強力なパワースポットとして以外にも、阪神タイガースファンや寅年の方にぜひ行って欲しい関西の珍スポットとして度々名前が上がる観光名所でもあります。

信貴山朝護孫子寺の虎のテーマパークの様な境内には、フォトジェニックな動く巨大な張り子のトラを筆頭に大小あらゆるサイズや素材のトラが点在し、スリル満点のかいだんめぐりや三寅の胎内くぐりなどイベント要素も盛り沢山。

2021年に大坂から奈良に、風鈴まつりでおふさ観音までドライブした帰り、実際に行ってきた感想や思い出を交え、これから旅行やお出かけで訪れる方に役立つ基本情報をまとめてご案内していきます。

信貴山朝護孫子寺、虎の寺の概要

春の桜や秋の紅葉の時期には素晴らしい景観を見せる、眺めの美しい、山腹にあるお寺です。

シーズンによって表情の違う絶景スポットとして、レア体験豊富なレジャースポットとして利用される方も多い、めずらしい場所ですが、山の中なので、初めて行く方には地図を見ても不安もあるかも知れません。

信貴山朝護孫子寺、虎の寺の、所在地の住所や駐車場、アクセス方法、拝観できる時間や行事のスケジュール、歴史、伝承など順にご紹介します。

名前や住所の読み方・別称など

土地勘がないと、地名や町名の漢字が特殊な読みで分かりにくかったりして、道に迷っても聞きにくい場合がありますよね。

ネットを使えば、検索してコピペで済むけれど、そのせいで、自分の行き先のちゃんとした呼び名を知らないままだったり、間違って覚えていたりすることもあります。

思い出話を話す時にも、ちゃんと知っている方がスムーズです。

信貴山朝護孫子寺、虎で有名なこのお寺の名前のよみ方は、しぎさんちょうごそんしじ、です。

庶民の寺として、しぎさん寺、しぎさんの毘沙門さん、と呼ばれ親しまれています。

住所は、奈良県生駒郡平群町信貴山2280-1。

住所の読み方は、ならけん、いこまぐん、へぐりちょう、しぎさん、と読みます。

信貴山朝護孫子寺、虎の寺として愛される寺院の名前の由来

1400余年の歴史があるトラの寺には創建の伝説が残っています。

至るところにトラが居る理由を知っておきましょう。

敏達天皇11年、聖徳太子が物部守屋の討伐の折に、この山に戦勝祈願に訪れ、毘沙門天を感得し、見事勝利。

毘沙門天が現れたのが、寅の年・寅の月・寅の刻だったので、用明天皇2年7月3日、聖徳太子は、四天王の1人である毘沙門天王を自ら彫刻し本尊として、伽藍を建て、「信ずべき貴ぶべき山(しぎさん)」と名付けました。

信貴山朝護孫子寺に虎が無数に置かれているのは、その逸話にちなんでいて、ネコの様な可愛らしいトラから迫力溢れる躍動感のあるトラまで、所狭しとさまざまな表情を見せてくれています。

それから、延喜10年、醍醐天皇の時代に、中興である命蓮上人が醍醐天皇の病気の回復を毘沙門天に祈願し、治癒したことから、朝廟安穏・守護国土・子孫長久の祈願寺として、ちょうごそんしじ、と呼ばれるようになりました。

国が平和で穏やかで守られ子孫が長くずっと続くようにお願いするお寺、という意味の名前なのかな。

飛鳥時代から人々に大切にされてきた場所なんですね。

伽藍って?

がらんと読みます。

僧侶が集まり、修行をするための清浄な場所のことを指し、のちに、寺院や寺院の主要な建物群を意味するようになりました。

信貴山朝護孫子寺、虎の寺への行き方

天皇にもつながりのある山信貴山のお寺です。

お祭りなどの行事や観光、ご祈祷やご納経、塔頭に宿坊などでご参拝にお寺を訪れる際、公共の交通機関をご利用の場合は、電車だと、最寄駅は近鉄線しぎ山下駅です。

そこから、バスに乗り継いだあと、10分くらい乗車し、バス停からも歩くので、状況によってはタクシーを使う方が直接駐車場まで行けて、徒歩の距離身短くなります。

信貴山朝護孫子寺、虎の寺へのアクセスは、最寄り駅、近鉄「しぎ山下」駅で下車、奈良交通バスで信貴山門行きに乗り「信貴大橋」下車、徒歩約10分ほどです。

帰りは、バス停から「王寺駅(北)行き」に乗って、また「しぎ山下」駅まで帰ります。

注意点としては、バスの運行本数が少ないことです。

お昼でもバスの運行がない時間帯もありますので、予定する日程が決まりましたら、バス会社のホームページや公式サイトで最新の時刻表をきちんとチェックしておいた方が良いでしょう。

調べていないと、日中でも、思わぬ待ち時間の長さに疲れてしまうかも知れませんし、次の予定があればなおさらです。

で向かわれる場合は、西名阪自動車道、法隆寺ICから約30分、第二阪奈道路、小瀬出口から約30分です。

信貴山朝護孫子寺に虎を見に行った時、私たちは車でドライブでしたが、ナビを頼りに迷わず到着できました。

道中、勾配の激しい街中の道路や曲がりくねった山道を走っている時間が長く、アップダウンや急カーブが多いので、車で行く方は運転はくれぐれも注意してください。

大変ながらも、景色はとても綺麗で、特にお寺付近に差し掛かると、バンジージャンプもしている大門池の開運橋など、外の眺めがが素敵でした。

塔頭って?

塔頭とは、本寺の境内にある小寺、わきでらのことです。

信貴山朝護孫子寺、虎のお寺の塔頭は、宿坊として親しまれていて、成福院・千手院・玉蔵院の3院があり、ともに休憩、研修、宿泊、昼食の設備を有しています。

近代設備を完備して、訪れる利用客にも好評だとか。

営業時間や定休日、滞在時間の目安

すごく急ぎめで所要な所を回るだけでも30分以上は軽くかかると思います。

個人的には、到着までの道中も所要時間や手間がかかるので、立ち寄ってすぐ帰る場所というよりは、落ち着いてじっくり見る過ごし方が向いている場所だと感じました。

他の予定を詰め込んでいなければ、2時間くらいを目安に滞在してのんびり回るのが適しているのではないでしょうか。

休憩したり、食事したりも挟みながら、本堂から見下ろす風景は、疲れを忘れるほど気持ちの良い眺めです。

信貴山朝護孫子寺、虎のお寺の営業時間は以下です。

4月〜9月:8:30〜17:30

10月〜3月:9:00〜17:00

戒壇めぐりの受付は午前9時~午後5時です。

張り子の大トラの首も、時間を過ぎれば可動が止まって、停止してしまいますので、動いているトラが見たい時は時間内に到着できるようにしましょう。

信貴山朝護孫子寺、虎の寺の利用料金

お寺をお参り、見学するだけなら、決まった金額が発生することはなく、無料です。

拝観料などは必要ありませんが、駐車場や、霊宝館、本堂の戒壇巡り、各種領布品・授与品を受ける際や、おみくじ、御朱印などには料金が発生します。

信貴山朝護孫子寺の虎と同じ、張り子の寅は、大寅、中寅、小寅と3種あり、並んでいる姿はとても可愛らしいです。

めずらしいものとしては、毘沙門天王 阪神タイガース必勝御札や、戒壇めぐりの入り口で取り扱いのある、福徳を招く かやの実などがあります。

信貴山朝護孫子寺、虎の寺の問い合わせ先や拝観での注意点

連絡先電話番号は、0745-72-2277です。

犬や猫などのペットを連れての参拝はできませんので、わんちゃんを連れてのお散歩は辞めましょう。

信貴山朝護孫子寺、虎の寺では、境内の美化に務めています。

各自マナーを守って、ゴミなどは持ち帰りましょう。

パーキング情報

駐車場は収容台数150台の専用駐車場があります。

有料で、普通車は500円、バスは1000円です。

信貴山朝護孫子寺の虎の橋で絶景フォト&バンジー

参道にかかる朱塗りの橋は、開運橋と言います。

読み方は、かいうんばし、です。

門前の大門池に架かる大きな橋で、全長106メートル。

昭和6年に造られた「上路カンチレバー橋」と呼ばれるめずらしい構造の橋で、現存するものの中では日本最古です。

2007年度、国の登録有形文化財に指定。

信貴山朝護孫子寺の虎のモチーフが施された赤い橋は、関西唯一のブリッジバンジーができる橋(要予約)として有名で、高さ30メートルから飛び降りる究極のスリルとスピードを体感できるスポットです。

御利益の開運を求めて開運バンジーを初体験するお客さんも多く訪れますが、ジャンプする勇気がなくても、桜の淡いピンク色や夏の緑、紅葉や雪景色にもよく映えるフォトスポットです。

お寺の守り神であるトラのデザインが可愛らしく、赤い橋に黄色と黒でよく目立ち、記念撮影にもぴったりです。

開運橋から見えるもう1つの赤い橋は、大門ダム湖の信貴大橋です。

信貴山朝護孫子寺、虎の寺の融通さん

融通がきく、融通がつく、という言葉の由来となった成福院融通殿、融通さま。

融通さまというのは、成福院の融通殿に祀られる如意融通宝生尊(如意融通尊・如意宝珠)のことです。

信貴山朝護孫子寺、虎のお寺の成福院は、しぎ山真言宗の大本山であり、しぎ山の中心に位置する祈祷と宿坊の寺院です。

霊験あらたかな融通さまは、人の願いを意のままに、必要に応じて融通してくれる、と言われ遠方から融通祈願に訪れる方も多々。

両手で撫でると願いが叶うと言われる融通撫で小槌や、お願い事を1つだけ書き、ご自宅の東側に祀り、お祈りする融通ひょうたんや、財布の中に入れておくとお小遣いに不自由しない融通まもりなど金運アイテムもお求め頂けます。

お守りや融通ひょうたんを、ご自身のお財布や通帳、その他の融通してもらいたいものを持ち寄れば、毎日10時〜14時まで、一希願1500円で、融通祈願も随時受付も行われています。

信貴山朝護孫子寺、虎の寺では、毎年4月29日、七福融通まつりが開かれますが、これは毘沙門さまのお財布、融通さまのお祭りです。

お祭りのタイムスケジュールは、正午から振る舞われる縁起の良い宝来そばが、無料接待で先着100名さま。

14時から融通善男、融通善女、融通童子が僧侶とともに行列する融通行列、14時半から融通祈願祭です。

また成福院は、宿坊として、昼食やお泊まり、講演会場としてもご利用頂けます。

成福院の左脇侍に、不動明王、右脇侍には弘法大師をお祀りしています。

脇侍とは

脇侍の読み方は、きょうじ・わきじ、です。

本尊の両脇に侍する者を意味し、仏教彫刻や仏教絵画の、中尊(中央に位置)の左右両側に侍立しています。

中尊の教化を補佐する役割とされ、脇士・挟侍・夾侍と書く場合も。

信貴山朝護孫子寺、虎の寺の霊宝館

信貴山朝護孫子寺 虎の寺では足元も
【信貴山朝護孫子寺、虎の寺では足元もチェック】

平安時代末期の絵巻物、国宝、信貴山縁起絵巻はこちらで鑑賞することができます。

信貴山朝護孫子寺、虎の寺の本堂の石段の下、左側奥に霊宝館があり、午前9時〜午後16時半まで拝観受付が可能です。

閉館は17時で、一般拝観料は大人300円、小学生・中学生200円で入れる小さな展示館で、しぎ山ゆかりの宝物が展示されています。

特別拝観時は料金が変更になることがあります。

有名な絵巻は、原本は奈良国立博物館に寄託のため、写しです。

源氏物語絵巻と並ぶ四代絵巻物の1つで、見応えのある3巻からなる、お寺を舞台にした中興開山・命蓮上人の物語。

信貴山朝護孫子寺の虎の寺の千手院

千住院は山内最古のお寺で、住職さん達の住坊とされてきました。

命蓮上人が開壇して以来、1100年余の歴史の間、毎日毘沙門護摩が修されている護摩堂や、銭亀さんとして親しまれる、宝くじが当たる・急にお金が増える、と噂の金運招福の銭亀善神を祀った銭亀堂、銭亀堂と併せてのお参りでご利益が増幅する貧乏神よけ神社(ゆめかなう堂)など、金運祈願や商売繁盛を願って多くの方が訪れます。

銭亀堂の銭亀さまへのお便りの掲示板には、たくさんの感謝、お礼のお手紙が展示されていました。

金運招福銭亀御守と銭亀壱億円御札を購入し、授かったセットをお財布と一緒に石臼に乗せて呪文を唱え、石臼を回すという工程もドキドキします。

唱える言葉は、「南無銭亀善神(なむぜにがめぜんじん)」。

欲しいものが手に入らなくて日々苦しんでいる方を助け、金運を運んでくる銭亀様、信じて、願掛けしてみてくださいね。

信貴山朝護孫子寺は虎のお寺なので、三寅の福、胎内くぐりの写真を見て知った方もいらっしゃるでしょう。

胎内くぐりは、千手院で出来ます。

三寅の胎内くぐり

信貴山朝護孫子寺で虎のトンネルが見えてるのが気になって、よく分からないまま近づいたという方もいるのではないでしょうか。

境内をうろうろ散策している間も目につく長ーいトンネルは、千手院横にあります。

まるでネコバスを彷彿させるヴィジュアル、父寅・母寅・子寅が一体となった巨大なトラの口から胎内をくぐれば、三寅の福が授かるんだとか。

足元が四国八十八ヶ所のお砂踏みになっています。

信貴山朝護孫子寺、虎のお寺のにはムカデのモチーフもいっぱい

どこもかしこもトラが居るので、初めて訪れた際は、ついカメラロールをトラでいっぱいにしがちですが、他にも探して楽しめるモチーフがあります。

財運と戦いの神、毘沙門天を本尊とするお寺なので、毘沙門天王の使いとされる百足も崇められています。

シンボルのトラを数えながら、ぜひ一緒にムカデも追って見てください。

トラほど数はありませんが、気にかけて見ると、本殿の装飾や、のぼり、石灯籠など、至るところにむかでの姿が発見できます。

信貴山朝護孫子寺は虎ムカデのお寺でもあるんですね。

怖くて楽しい?一願成就の戒壇廻り

信貴山朝護孫子寺の虎のお気に入りは?
【とみトラの100,000,000円札☆頑丈な一億円】

お寺の本堂の地下に入ったことがありますか?

戒壇というのは仏教用語で、読み方は、かいだん、です。

僧侶に戒律を授ける場所のことを言います。

信貴山朝護孫子寺、虎のお寺では、かいだんめぐりも体験できます。

料金を支払って、受付を済ませ、説明をよーく聞いたら、入り口の地下へと続く階段から下へGO。

本堂の階下にある、お堂の下の真っ暗な場所を壁に手を触れて、壁づたいに進み、錠前を見付け、触れると心願成就の御利益があると言われています。

暗闇の中を手探りで進むのは、お化け屋敷のようで少し怖い思うかも知れません。

所要時間は一周5分ほどで、距離にして60メートル、私が実際に行った時は料金は1人200円でした。

途中で目が慣れるだろうと思い、中に入りましたが、目を瞑ってるのと変わらないぐらいずっと漆黒の闇。

でも不思議と、怖いというよりは神秘的な感覚でした。

信貴山朝護孫子寺は虎の寺ですが、暗闇の中で気をつけて角を曲がり、オレンジの灯明の場所に居る干支の神様の中から自分の生まれ年の神様(守本尊と言うそう)を見つけたときは、とても嬉しい気持ちになって、日々の感謝を伝えてきました。

手探りで錠前を探し、発見した時も、如意宝珠に触れたと同じ功徳が与えられる聞いていたので、一生懸命お願い事をしました。

1つだけ、願ったことを叶えてくれるということで、選りすぐりの本当にお願いしたいことを、考えてから行った方が、鍵を見付けた時慌てなくていいかも知れません。

信貴山朝護孫子寺、虎の寺で休憩・食事

奈良県というと、世界遺産の法隆寺や、奈良公園など、古都・京都の様に風情ある街並みや歴史・文化資産あふれる言わずと知れた観光地なので、グルメも安価で手頃なお店から格式高い老舗店舗まで充実しています。

ガイドマップやトラベル情報誌にも特集が組まれたり、数多のレストランが掲載され、観光案内所も多数開設していて、ブログやSNSなどからの発信も有り、目移りするほどですが、今回はお寺の近くでホッと一息つける参道の信貴山観光iセンターをご紹介します。

信貴山朝護孫子寺、虎のお寺は、広大な敷地があるため、階段を登ったり降りたり、回るだけでも結構な運動量になりますから、ご飯を食べた後でも、少しお腹が減ったり、カフェタイムを楽しみたくなることもあるでしょう。

そんな時、参拝の行きや帰りに近くですぐ寄れる喫茶軽食がこちらです。

観光情報の発信基地としてオープンした施設なので、周辺の観光も詳しくお話を聞くことができます。

お土産コーナーには、地元地域の特産品をメインに、平群町や三郷町の特産品やオリジナルグッズも揃っています。

私が行った時に気になったのは、うどんのルーツ「はくたく」というメニュー。

ご当地、奈良漬けアイスクリームもあります。

信貴山朝護孫子寺の虎ほど大きくはないですが、お店の前にもシンボルの張り子のトラが鎮座していました。

コーヒーを飲んで、ソフトクリームなど甘味を食べ、パンフレットを見たり、おみやげを選んだり、ゆったりリフレッシュできます。

しっかりとした定食もあるので、お腹を空かせて行っても安心。

トイレもキレイで、旬のイベントなども知ることができ、便利です。

10:00〜17:00、年中無休で営業しています。

所在地住所と電話番号は以下。

奈良県生駒郡平群町信貴山2280-1

0745-44-9855

信貴山朝護孫子寺に虎を見に行く前後に、iセンターで境内マップを手に入れて、行者堂の脇から空鉢護法堂まで登ったら、保全研究会の方たちに保全されている信貴山城の石碑を見ることもできます。

徒歩だと順調に行っても30分ほどはかかるので、体力と相談ですね。

美しい三重塔や、黄色の厄除けローソクが口コミで人気の、学業成就や商売繁盛、開運招福のご利益があると言われる開山堂、毎月の月例法要、大和十三佛巡りの札所玉蔵院、シギサン城址を見に行くなど、地図で順番を決めてから歩くのも良いでしょう。

お気に入りの寅を見つけよう

信貴山朝護孫子寺の虎は全部で何頭なのか、何種類居るのか、見落とした寅がいるのではないか、散策する内に色んなことが気になってきます。

インパクト大の大きな張り子のトラ、赤門の世界一の福寅は、全長6メートルもあるそう。

借金などでお金のやりくりが出来ず、支払いが滞ることを、首が回らないと言いますが、ゆらゆらと首を振る張り子のトラは、よく首が回る縁起もん。

何事にも不自由しないというご利益があると伝えられ、八方にらみの顔付きは魔除けの効果もあるので、福を呼ぶと言われています。

一億円の札束を咥えた富トラや、阿吽の狛犬ならぬ、金と銀のあうんの寅、どこかコミカルな佇まいの双子トラ、ニヒルな笑みを湛えた最古の笑寅、一度見たら忘れられないトラウマ系風貌の四方守護神白虎トラ、他にもたくさんの虎がお迎えしてくれますので、お気に入りのトッラがきっと見つかります。

いち押しの子を見付けてくださいね。

信貴山朝護孫子寺で虎自分で作れるワークショップ、張り子のトラの絵付け体験などが開催される、寅まつりが、毎年2月に実施されます。

2021年は、2月27日の土曜日と、2月28日の日曜日で残念ながらワークショップはありませんでしたが、特設ブースで作業は不可だったものの、キット販売のような形で絵付け用の張子寅が販売されていました。

ピラミッドのように積み上げられた特設祭壇の山積みの張り子の寅を読経供養する、納め寅供養も寅まつりで実施されます。

信貴山朝護孫子寺で虎を見た後は、弁財天の滝にも

時間と体力に余裕があれば少し足を伸ばして弁財天の滝にも行ってみると良いでしょう。

玉蔵院の右側、旧参道から、高安山方面へ歩けば、地元の人たちに愛される小さな滝があります。

信貴山朝護孫子寺で虎を目一杯見つけたあと、ハイキングする元気が残っていたらに限りますが、夏の暑い時期は水飛沫が気持ちの良い、綺麗な滝です。

寅年☆2022年の初詣に寅の寺へ行く方必見

寅年である2022年は、寅の居る場所へ初詣を計画される方も多いのではないでしょうか。

大阪からどこかへと考えた時に、京都や奈良、兵庫辺りなら無理なく行ける距離なので、足を伸ばしてみたいと考える方も多いはず。

信貴山朝護孫子寺は虎の寺ですから、いつにも増して混雑が予想されます。

それに伴って祈願所や秘法、秘仏、などの変更事項を確認しておきましょう。

新春のご祈祷 受付場所は、12/31〜1/10まで本堂横の特設受付所に変更になっていますので注意してくださいね。

奥秘仏 毘沙門天王像御開扉についても、奥秘仏毘沙門天王像の一般拝尊の受付は、人の密集を避けるため、1/1〜1/3の間中止となっています。

1/4より再開します。

御朱印の受付場所も、12/31〜1/10までの期間、本堂ではなく休憩所に変更になります。

信貴山朝護孫子寺の虎は、ここを訪れればいつでも会えますが、今のシーズンだけ宝物や各種受付場所が変っている部分がありますので前もってチェックして出かけましょう。

年明け目前、参拝でご利益があると言われている日、そう寅の日に、12月20日に、黄色と黒のタイガー模様に塗り替えられた、成福院前の丸形郵便ポストは、新しい名物スポットになりそうなので、いち早くそこから、大切な人への用紙を用意してお手紙を書き、旅のレターを出すのも良いかも知れません。

ポストのてっぺんには、シンボルである世界一福寅をモチーフにした小さいバージョンの白虎のオブジェも設置され、寒くて澄んだ空気の中で注目を集めています。

公式ページでは、新春、元日、初寅の日には、初年初寅を記念した限定の金文字ご朱印や、寅年年で新デザインに生まれ変わった御朱印帳、滋賀の老舗のお菓子屋さん、たねやとのコラボレーションで生まれた寳たからかさね ふくみ天平などが画像付きで紹介されていました。

店舗やネットショッピングでポチッとカゴに入れたりできない、ここでしか取扱いのない限定販売のお菓子は、本堂やお守り授与所で販売しています。

信貴山朝護孫子寺に虎参拝のついでに一つでもたくさんでも購入して帰りたい、老舗自慢の味も確かなお土産です。

その後のご利益にも期待できそうです。

イベント日のチラシなどは公式のオフィシャルホームページからダウンロード用の用意がある場合もありますので、出発前にプリントアウトするなどして、ご活用ください。