きっかけは、誰かのFacebookか何か、観光協会HPの風物詩特集記事からの出典だったかも知れないけれど、SNSに投稿された記事の、干し柿が玉暖簾のように軒先に連なる唯一無二の素晴らしい風景でした。

オレンジ色や朱色に熟れた鮮やかな柿が、青空と山の緑、紅葉の中にとても映えていて、山里のノスタルジックなムードにもよく合って、心を奪われてしまいました。

串柿の里 四郷と聞いても、場所も、それが一体どこの事なのか、それは地名なのかさえ、最初は分かりませんでしたし、和歌山県かつらぎ町と言われても、浮かんだのは奈良県の葛城市でした。

トラベルガイドや観光旅行サイトに掲載される野山の錦のあかね色の皮の色味、柿屋工場や家々が見事に調和する画像の内容情報を調べていくと、和歌山県かつらぎ町にある集落へと辿り着きました。

私が見た山里一面のくしがきの絶景写真は、ベストシーズンにカメラや三脚を持って出かけた方達がレンズ越しに覗いた世界でした。

串柿の里 四郷に2021年、大阪からドライブしてきた現在の感想や旅行記とともに、これからお出かけする人に役立つ、途中の交通アクセス情報や注意点、お散歩するのに便利な地図、散策マップ、記念にもなるパンフレットの設置配布場所、見どころ、地区周辺エリアの道の駅やお土産を購入できる物産販売店舗、PickUPした近隣の観光スポットなどおすすめ寄り道スポット、食事、ランチで楽しめるグルメや気になる駐車場など、ご案内していきます。

串柿の里 四郷とは

和歌山県にある、東谷、平、滝、広口という4つの村を、総称して、しごう、と呼びます。

読み方は東谷=ひがしたに、平=たいら、滝=たき、広口=ひろくち、です。

400年の昔から、一つ一つ大切に特産のくしがきを作っている歴史と伝統のある地域。

地場産果物を食べる楽しみを持ってお出かけする事も旅の醍醐味ですが、残念ながら私は柿が得意ではありません。

それでも、見上げた空をオレンジ色に染めるカーテンの様な季節限定の景観は一見の価値あり。

串柿の里 四郷は和歌山県の北部の方面に位置します。

干し場は、標高300〜500mの斜面は、太陽の日差しが程よく降り注ぎ、北風が吹き抜け、カキの乾燥条件に見事にマッチ。

縁起物のくしがき作りという、大切に守って行きたい日本の伝統を、四百数十年以上という時を越え、伝え続けています。

むき作業の手捌きはまるでマシーンのよう、竹串1本が出来上がるまで、熟練の技に迷いはありません。

串柿の里 四郷の基本情報・詳細

戦国の末期から、理想的な環境でくしがきを作っている、茅葺き屋根の民家なども残る懐かしい雰囲気の村々。

和泉山麓から吹いてくる乾いた冷風は、くしがきの乾燥に最適なポイントで、古くから生産が盛んでした。

日帰りだったので宿にお部屋を取って宿泊したり、温泉でお湯に使ったりはしていませんが、順路や見頃の時期、行き方、パーキングや注意点など、基本的なことをご紹介していきます。

串柿の里 四郷に初めて訪れる時、土地勘も無いので、Googleマップで見てもいかにも山の中という感じで不安を覚えました。

ドライブだと道はどんな感じなのかとか、橋本を通るのかとか、阪和自動車道はどんなだとか、JAFの会員優待であのお店で割引が使えるとか、行ってみないと分からないこともありますよね。

手探り状態だった私は、初旬、予定の日より以前に、役場の観光課の方とお話をして、色々教えて貰ってから、いくらか安心した状態で出かけました。

串柿の里 四郷へのアクセス・行き方

大阪からの行き方は、大阪府と和歌山県に走っている国道480号線を利用しますが、鍋谷峠の辺りは道幅が細く、すれ違うのも難しい危険な場所でした。

2017年に父鬼バイパス、鍋谷峠道路が整備、開通し、今までよりも村落までの道が利用しやすくなりました。

車でのルートは、京奈和自動車道、かつらぎ西ICから車で約15分ほど。

どこという目標地点が定まらないとカーナビのセットができないので、まずは目的地を決めました。

私たちは車だったので、近くのコインパーキングなどに車を停めて、周辺を徒歩で回ろうという計画でした。

串柿の里 四郷に車で行くことについて、役場の人に尋ねた結果、平地区という場所が一番それらしい写真映えな景色が見られるとのことで、車は、現地にある平生活改善センターという施設なら停めても問題ないという嬉しいお返事。

地元住民の方の生活地域でもあるため、迷惑になら図、無料で利用できる駐車場があるのは、とても行きやすいと思います。

その施設から、カキの玉のれんの様なゾーンは、見える距離だそうで、最適な場所を教えて貰ったと、ナビの目的地は、平生活改善センターに設定しました。

平生活改善センターの所在地住所は、和歌山県伊都郡かつらぎ町平93、です。

漢字の読み方は、わかやまけん いとぐんかつらぎちょう たいら、です。

調べた時、MAP上では、施設の住所は番地が98になっていましたが、まあその辺と思って特に気にせず、セット。

役場の方は、もしナビでその住所が該当して来なければ、ということで、もう1つの候補を教えてくれました。

センターがダメだったら、センターの向かいにある、福徳寺というお寺にセットしたら、すぐ前だから、とのこと。

串柿の里 四郷に来る人の中には、ナビで平生活改善センターが出てこない人が居たから、第二候補としての目的地みたい。

福徳寺の所在地住所は、和歌山県伊都郡かつらぎ町平87、です。

公共の交通機関をご利用の場合は、電車では難しそうなので、レンタカーやタクシー、自家用車など車でのおでかけを推奨します。

かつらぎ町までなら、和歌山駅でJR和歌山線に乗り換え、笠田駅または妙寺駅下車すればたどり着けますが、そこからだとかなり距離があります。

笠田駅からだと、北へ約5キロほどあるので、バスやタクシーの利用が現実的でしょう。

デマンド乗り合いタクシー「東谷」から、徒歩で25分、また、乗車したデマンド乗り合いタクシーに次の予約がなければ、東谷から一般タクシーとして平地区までの乗車も、平日のみ可能です。

車でも急勾配や対向車の往来が困難な場所など道幅も狭い部分が数多くあるので、運転には充分注意してくださいね。

行ってみて分かったのですが、駐車スペースを使ってもいいと言われていた生活改善センターは、想像と違ったせいもあって、すぐには発見できなかったので、見逃す可能性もあります。

串柿の里 四郷に実際に行った時、センターの向かいにある福徳寺のほうは、道沿いに石にお寺の名前の文字を彫られた寺標が立っていて、すぐ分かりましたが、向かいだと言われていたのに、センターは見つけられませんでした。

見えていたんですが、周りに馴染んでおうちのように見えていて、それが平生活改善センターだと認識できなかったんです。

平生活改善センターは確かに福徳寺と道を挟んで向かい側にあり、ちょうど福徳寺の寺標の石柱を背にした斜め向かい側の位置です。

道沿いの側は外付けの階段で、外観は、白いアパート?小さいマンション?のような見た目で、建物に隣接して小さい花壇があり、そこにランドセルぐらいの大きさの小さく赤いポストが立っています。

道路に面した入口ではなく、道に面したところは側面で、入り口のガラスドアの左側に、木で出来た大きな看板のような、名札、らしきものがかかっていますが、文字は消え、木製の表札の木目にしか見えません。

近付いてよーく目を凝らすと、平生活改善センター、とかすかに文字の型が残っていました。

入り口の前に、収容台数にして3台ほど?の舗装されていない少しのスペースがあって、車が停まっていましたが、特に線が引いてあるとか区切られているわけでもないので、駐車場としては目に留まらず、気が付くまでに時間がかかりました。

センターの周りは、紅葉も終盤で葉っぱが落ちたカキ畑が広がっていましたが、葉っぱが全部落ちていたら、詳しくない私には、カキだとも気づかないただの木に見えていたかも知れません。

串柿の里 四郷としてアップされる自然景観の写真で良く見るような、吊るし柿の様子は、そこから山の上の方を見上げたら、緑の中にあざやかな茜色が並んでいる感じで、小さく遠くに干し場が見えます。

徒歩ですぐの距離ですが、道に迷ったと思いカキを干しているエリアまで車で入って2分ほど迷って、ほしがきやあんぽ柿を道端で販売していた子供たちに、センターを尋ねたところ、すぐ近くだったのにも関わらず、場にいた誰ひとり知らなかったので、そんなに有名では無いのかも。

例年、シーズンになると手書きの案内看板が出るそうなのですが、問い合わせた際は、役場の人はそれをまだ見ていないとおっしゃっていて、私が訪れた時も見当たりませんでした。

串柿の里 四郷の価格情報

入場料や入園料、税込、税別など特にありません。

無料で鑑賞できます。

串柿の里 四郷は、観光施設ではなく、地元地域の方々が暮らす場所です。

秋の風物詩として、その姿をひと目見ようと、晩秋はたくさんの観光客が国内外に関わらず全国から訪れるため、混雑も予想されます。

チケットやパス、スポンサーリンクなどはありませんが、生活の場であり、仕事の場でもあるので、マナーを守って鑑賞しましょう。

デマンド乗り合いタクシーの予約はこちら

串柿の里 四郷へ公共の交通機関を利用して行く場合は、笠田駅から、デマンド乗り合いタクシーが便利です。

要予約になりますし、本数も少ないのでお気をつけください。

見学したい集落の最寄りの停留所で降車します。

予約先は、有交紀北 TEL 0736-22-3333です。

乗車料金は、大人200円、子供100円です。

1日3便の往復で、土日は運休となります。

串柿の里 四郷、平地区への下車駅は「東谷」から徒歩25分。

他の予約がなければ、東谷から一般タクシーとして平地区まで乗車可能。

大久保地区へは「大久保」から徒歩5分。

神野地区へは、「くるみ谷」から徒歩20分です。

いずれも平日に限ります。

詳しい時刻表など最新の情報は公式サイトでチェック、行く日程の予約状況など、どうなっているか事前に問い合わせをするのが確実です。

デマンドタクシーとは、利用者の予約により運行する公共交通で、予約が無いときは運行をしません。

第一便の予約は前日までに、第二便以降の予約は、運行時刻の1時間前までです。

キャンセルは予約時間の30分前まで。

串柿の里 四郷へデマンドタクシーを利用することが決まったら、予約時の必要事項は、氏名、利用する日時、ルート名と便(例:四郷ルートの第1便など)、乗降の停留所の名前(どこからどこまでの2か所)、利用人数、連絡先です。

予約日当日は、停留所で待ち、運転手に料金を支払って乗車します。

降りる時、別ルートのデマンドタクシーやコミュニティバスなどに乗り継ぎの予定がある方は、總じて運転手から、無料で乗継ができる乗り継ぎ券を受け取ることをお忘れなく。

串柿の里 四郷のパーキング・トイレ

平地区の平が車で行くには一番近い集落で、お土産を買えて、休憩できるお店もあり、上記で紹介した平生活改善センター以外にも、専用の駐車場ではありませんが、観光で利用していい無料のスペースがあります。

喫茶店と直売所の「柿えもん」、直売所の「峠茶屋」の隣の駐車場も合わせて利用OKです。

柿えもんさんへ車を停めたい場合は、直接相談、予約が確実です。

道幅が広く通行の妨げになりにくい場所なら、一時的な駐車も可能だそうなので、大人数だったり、混み合いそうな日程でスケジュールを立てる場合は、合わせてご相談されると良いでしょう。

串柿の里 四郷はテーマパークでは無く、洞窟などでもなく、地域の方の生活圏であり仕事の場と同じ場所なので、カキ畑や干し場に公共トイレの様なものはありませんが、トイレは、峠の茶屋、柿右衛門(開店日のみ使用可能)、福徳寺にもあります。

柿えもんの連絡先は、090-8986-1374中辻さんまで。

水曜、土曜、日曜祝日が営業日ですが、11月は平日も開店しています。

峠の茶屋の連絡先は、0736-25-0177西風さんまで。

土日祝日の営業ですが、11月中は平日も空いています。

私は今回訪れていませんが、平地区の大久保と神野の場合の情報も記載しておきます。

串柿の里 四郷、大久保地区へのナビのセットは、和歌山県伊都郡かつらぎ町平652番地。

この住所が、西国三十三か所開山にあたり、札所から外れてしまった定福寺、通称、萩の八ツ割堂の周辺に当たる住所です。

寺院内の見学は不可です。

御本尊の11面観音立像は、筆と帳簿を持っていて、それが西国33ヶ所札所を決定する時に、自身が祀られている同寺を札所に入れるのを忘れたからなので、そこから、帳落としの観音と呼ばれています。

車の侵入は、神野地区との分かれ道、くるみ谷紅葉公園までです。

そこから大久保地区までは上り坂で歩くこと徒歩約10分ほど。

トイレは、公衆トイレが定福寺の前にあります。

串柿の里 四郷、神野地区は、公衆トイレ等ありません。

駐車場や自動販売機もありません。

茅葺のおうちが残り、四郷地区の中でも最大の干場があります。

和歌山県の朝日夕日百選のフォトジェニックな場所でもあります。

集落内の道は非常に狭く、方向転換をしたくても、個人宅の駐車場に入るしかなく、車がすれ違うことも不可能です。

大型車が入れるのは、くるみ谷紅葉公園までで、そこから歩いて上り坂で徒歩約20分ほどです。

神野地区の集落に到着するまでは、くしがきはありません。

茅葺の屋根は趣があり、情感溢れる雰囲気で素敵ですが、個人宅なのでご迷惑にならないように鑑賞しましょう。

串柿の里 四郷のベストな鑑賞シーズン

見たこともない人には、いつ行けばあるのか、いつまであるのか、なかなか掴みにくいですよね。

琥珀色になったカキが、吊るしガキとしてたくさん吊るされたり、クシガキのたま暖簾は、いつ頃が見どきなのでしょうか。

串柿の里 四郷では、10月の後半から11月の中旬までの数週間、集中して大量のカキが加工されます。

その間は、朝から夜遅くまでの家族総出の作業になります。

私が行こうとしていたのは11月の下旬だったので、心配して尋ねたら、役場の人は、毎年11月の20日ぐらいが一番見られるとおっしゃっていました。

その後についても、そこで終わりという訳ではなく、カキ自体は以降もすだれの様になっているけれど、干されて色が茶色く褐色になっていくのと、順次出荷されていくので数が減っていくんだそうです。

ベストな時期から-4日予定が遅れるというときや、それ以上遅れてもあるにはあるけど、色が暗くなったり、数が少ない、ということですね。

大切に作られたくしがきは、12月22日前後の競りにかけられた後、全国の有名百貨店、スーパーや直売所の店頭などで販売されます。

おうちでバニラを添えたり、色々な楽しみ方をされています。

ところでクシガキって?

串柿の里 四郷ではシーズン行事
【串柿の里、四郷では家族総出でお手伝いする季節イベント】

串柿の里 四郷として、長い歴史と伝統を育んできた四郷地区。

お正月に飾るクシガキは、三種の神器のつ剱を表したり、喜びや幸せを招く=嘉来(カキ)と言われ、日本の伝統文化に基づいた伝統産業で、製法も自然に寄り添っています。

天正13年(1585年)に関白となった豊臣秀吉が、戦場でくしがきを食べ、体調も万全になり、戦の士気も高まったと喜び、大阪城でのお正月の鏡餅に、くしがきを飾ったのが始まりだと伝えられています。

くしがきの、細長い串にカキが刺さった長い形は、三種の神器の一種、剣を模していて、餅が御鏡、みかんがマガ玉に例えられ、縁起物として受け継がれてきました。

特産品としてお正月のお飾り用に作られるくしがきは、5個串と10個串があり、それぞれ意味が違います。

5個の方は、並び方が1つ、3つ、1つとなっていて、1人1人(1)がみんな(3)幸せに、10個の方は、並び方が2つ、6つ、2つとなっていて、いつもニコニコ(2)仲睦まじく(6)、ともに白髪の生えるまで、という数合わせの家内安全、健康祈願の願いが込められています。

串柿の里 四郷でも、夫婦、子供、お年寄りもみんな仲良く、笑顔で元気に暮らせるように、想いを込めて作られています。

ちなみに三種の神器の意味は、ダイダイの勾玉が、宝石、蓄え、困った時の救い、くしがきの剱が、災難よけ、家内安全、餅の鏡が、自己を戒める心を映し出す、すなわち自己反省として、特別な縁起物とされ、お正月に欠かせません。

串柿の里 四郷を歩く際あると便利なマップやフライヤーはここ

街中ならナビもお任せのスマホアプリの地図も田舎に来ると思ったように機能しない場合がありませんか。

串柿の里 四郷をこれから訪問しようと思う方には、周辺マップや周りのお店などが詳しく載ったフライヤーを手に入れると、それ自体が思い出にもなるし、楽しみも増します。

散策に便利な近隣のマップは役場にのみ置いてあります。

貰ってから出かけると寄り道したい場所が増えるかも知れません。

私たちがでかけたのは土曜だったので、お電話で問い合わせした際に、役場はお休みですよね?と聞いたら、スタッフの方のご好意でパンフレット等、無料で手配し郵送してくださいました。

おかげで安心し、スムーズに見ることができましたが、毎回の準備があるかどうかは分からないので、直接お問い合わせくださいね。

串柿の里 四郷に遊びに行く時の注意点

串柿の里 四郷の観光はここから
【串柿の里 四郷へ観光に来たら、駐車場はここなら利用OK】

とにかく道が狭いところが沢山あります。

細く険しい坂道も多く、運転も注意が必要ですが、歩くのにも結構大変。

たくさんの場所を巡りたい場合は、歩きやすい服装、歩きやすい靴で行くことをお勧めします。

串柿の里 四郷は、見学は無料で出来ますが、地域の人々が暮らす場は、私たちの遊び場ではないので、加工場や生活道には極力立ち入らず、立ち入る必要があるときには、必ず地元の人に一声かけて、確認しましょう。

作業風景など人物が写る写真を撮られる時も、必ず農家の方に声をかけて、くれぐれも勝手に撮って勝手にアップすることなどがないように配慮が必要です。

自分たちが知らない人に勝手に写真を撮られて、無断で使われてたらと考えれば、必要性が分かると思います。

それから、くしがきはすぐに手が触れられる場所にたくさん吊るされていますが、写真は撮っても触るのはNGです。

干しているくしがきは、手で触ってしまうと商品価値がなくなってしまい、生産者の方達に多大なご迷惑になります。

串柿の里 四郷で、散策を存分に楽しみたいなら、お天気も大事、天気予報のチェックも抜かりなくしておくと当日雨でがっかりなんてことを防げます。

雨が降って雨に晒されるとカキが黒ずんでしまうので、天候が不安な日は中に片付けられるんです。

シーズン中は秋の終わりで日没も早いですので時間帯にも気をつけて、ツアーのコースや旅行プランを立てましょう。

個人的にしたいアドバイスは、時期的なものもあって、周辺の道に生い茂っている草も身を結んでいる季節なんですよね。

だから、そんな背の高い草の中を切り分けて歩いたとかじゃなくても、少し草の中に入っただけで、くっつく系の実で服にびっしり付いて、取るのが大変でした。

気にしない方は気にならないだろうけど、お気に入りのツイードやニットなどがダメになる可能性も無きにしも非ず。

秋冬シーズンの布製のもこもこふわふわのバッグも、トゲトゲの外れにくい草の実が繊維をぎゅっとキャッチして、困ると思います。

気になる方は、草の中には入らないか、実がくっついても、剥がしてOKな服、傷んでしまっても気にならない服で出かけるといいかも。

串柿の里 四郷をより詳しくじっくり知りたい方は

串柿の里 四郷の無料parking
【串柿の里 四郷の平生活改善せんたー☆マンションの様な外観】

知らないところにいく時、詳しい人と一緒だと心強いですよね。

一人旅も楽しいけれど、頼りになるガイドさんが居れば、聞きたいことは全部質問できて、より充実した旅になるかも知れません。

串柿の里 四郷では、地域の語り部による案内やくしがき作り体験も出来るんです。

地元の人しか知らない狂み深いお話が聞けたり、自分でやってみることで思わぬ発見があったり、より色濃く印象的な思い出の旅になるでしょう。

要予約になりますので、文蔵の滝が見たいなど希望があれば、詳細はお問い合わせください。

予約先は四喜の会、会長の辻元さん090-5054-3254まで。

カキはスーパーフルーツ

日本では平安時代から食用とされてきたルーツを持つカキ。

かつらぎ町は、年間を通して、色々な果物が栽培され、一年中フルーツ狩りができると言われています。

和歌山県はカキの特産地として有名ですが、かつらぎ町は種無しのあんぽがきの生産量も日本一です。

カキには、実は色々な種類があり、食べ比べも楽しめるということですが、どんなカキがあるのか、どれぐらいご存知でしょうか。

串柿の里 四郷クシガキの主原料として使われているのは四ツ溝という表面に4つのミゾがあるのが特徴の品種。

渋柿でそのままでは食べられません。

他にも、四角くて平たい形、渋を抜いて出荷する刀根早生柿(とねわせがき)、同じく四角く扁平で種がない平核無柿(ひらたねなしがき)、カキの王様、甘くて丸みがある富有柿(ふゆうがき)、硬めが好きな方にぴったりの断面が珍しい、手間隙がかかる希少な紀の川柿(きのかわがき)、りんごのような味わいの高級でサクサク食感が魅力の太秋(たいしゅう)などたくさんの品種があります。

紀の川がきは、厳密には品種名ではなく、平核無柿(ひらたねなしがき)を木に実った状態のまま脱渋した貴重なカキです。

黒砂糖のように黒く見える断面は甘みが詰まった証拠。

串柿の里 四郷を訪れた際は、ぜひ、かつらぎ町自慢の色々な品種を食べ比べて見てくださいね。

和歌山県のたねなしガキは、2020年7月にジャパニーズスーパーフードとして、認定されています。

ビタミンC、A、カロテノイド、ポリフェノールが豊富で抗酸化力を期待でき、脳のエネルギーとなるグリコースも含まれます。

食物繊維豊富で、満腹感も高く、ダイエットのサポート食や小腹が空いた時のおやつに最適です。

品種の比較と同時に、食べ方も、そのままだったり、焼いたりと、調理の仕方次第で色々なバリエーションを楽しめます。

串柿の里 四郷のついでに行きたい周辺の観光情報

わかやま観光と言えば、絶景の宝庫。

記念撮影していたら、カメラロールもすぐにいっぱいになってしまいます。

世界遺産の熊野や温泉、南紀白浜アドベンチャーワールドが大人気の白浜、串本、有田、日高、高野山、和歌山市近郊など、見所満載のエリアは広く、とても短い期間じゃ周りきれません。

みかんや梅、海鮮など、海の幸、山の幸にも恵まれ、特集などを見ても美味しそうなお店は限りないし、食べログで口コミをチェックしても、高評価のお店の多いこと。

サービスも味も良いレストランも限りがありませんよね。

なので、ひと足伸ばして行ける範囲の私も実際寄った場所というフィルターを通して、お気に入りの場所を少しお伝えしておきます。

串柿の里 四郷に来たら寄り道したいところ、1つ目は道の駅「くしがきの里」。

交通量の多い大きな道路に面していて目立つ、分かりやすい場所の道の駅です。

私が行った時も、とにかく混んでいました。

駐車場も広く、トイレも綺麗で利用しやすいです。

セールスの口上が響く活気のある店内には、品数豊富に本当にいろんな物が販売されていて、道の駅だからと言って特別安いとは感じませんでしたが、観光で来た人には、一度に色々見られて楽しいと思います。

ここだけの限定カレー(レトルト)や、ところてん用の天グサなどめずらしい物や、お土産に手軽なパンダの蒲鉾、ご当地ドリンクなどラインナップ豊かでした。

串柿の里 四郷に来たら寄り道したいスポット、2つ目はベーカーショップオータニです。

旅先でご当地パンを買いたくなる人には一押し。

レトロな雰囲気漂うベーカリーには、ここならではのパンが揃います。

オススメはパッケージが何とも可愛いパピロバターパン。

老舗のパン工房で稀に見かけるパピロバターパンのファンです。

地域色が強いものでは、カキペーストをサンドしたコッペパンなどもありました。

丹生坂戸の神社の大きなイチョウの木は圧巻の迫力で、奥にある鎌八幡宮のたくさんの鎌が刺さったイチイガシもなんとも言えない感慨があります。

そこから車で20分ほど走ると、世界遺産の丹生都比売神社です。

赤い太鼓橋やたくさんの種類があるおみくじ、ご神犬を模した犬みくじもおすすめ。

楼門前にはバラの手水。

世界遺産の厳かで風格ある神社ですが、境内のテーブルでお弁当を食べている人が居たり、穏やかで気持ちの良い場所です。

私は大阪から車で行きましたが、東京や福岡など、新幹線や航空券を買って航空機で遠方からお越しの方も多いようでした。

お客様もの遠くは海外からみえ、近隣のホテルに宿泊して参拝に来られる日本への海外旅行客の間でも人気のある神社です。

串柿の里 四郷、平ではここもチェック

かき色のカーテンが美しい平地区、平には、弘法大師ゆかりのスポットがあります。

弘法大師が立ち寄った際に、村の人にお水が欲しいとお願いしたのですが、村は飲める水が豊富ではなく、弘法大師のためにわざわざ水を汲みに行って用意してくれました。

それを見た弘法大師が、杖で岩を3回突いてみると、そこから水が湧き出してきたのです。

以来、村人たちは弘法大師の像を祀り、感謝を表しました。

串柿の里 四郷、平には、それからおよそ1200年、枯れることなく聖水が沸き続けています。

場所は、木の国や柿えもん、からすぐです。

大久保、神野の方へ行く際は、堀越癪観音への寄り道も良いかも知れません。

和歌山と大阪の県境に位置する本当に山奥ですが、見晴らしもよく、気持ちのいい穴場スポットです。

ツツジの季節には霧島つつじで庭園が赤く染まり、枝垂れ桜と相まってとても美しいです。

堀越観音の境内には、県指定のサザンカの老樹があり、樹齢600年以上の古い木は、見応えのある立派な佇まいで、迫力があります。