伊藤製パン所は三豊市にある昔ながらの店構えの老舗ベーカリーです。
レトロでノスタルジックな店舗の外観や店内の様子は、どこか懐かしい昭和の雰囲気漂う佇まいのパン屋さん。
車がギリギリ1台通れるぐらいの細い路地にあるので、見逃してしまいそうなお店ですが、地元地域の人たちには、昔から「イトパン(伊藤パンの略称として)」と呼ばれ親しまれています。
おばあちゃんが営む工場兼販売店でもある製造直売で、遠方からの観光のお客さんや、メディアの取材も訪れるので、遅くに来店すると売り切れで買えない日もある人気店。
伊藤製パン所に三豊市で寄ってみたいなら、正午過ぎが種類が豊富。
日本のウユニ塩湖と言われる鏡面の海が有名な観光名所、父母ヶ浜からも車なら5分かからないほどすぐ近く、歩いても20分くらいです。
2021年に香川県にドライブに行って、実際に行ってみて、お買い物して食べた感想や実食レポートとともに、営業時間や所在地住所、連絡先電話番号や定休日、アクセス方法、駐車場などをまとめていきます。
これから香川を訪ねる方に役立つ周辺の観光情報もご案内します。
伊藤製パン所の三豊市とは
四国の香川県の西部、観音寺市の隣で、北側を瀬戸内海に面した場所にある市です。
瀬戸内海に突き出た荘内半島と、粟島・志々島などの島々、讃岐山脈の山並みや美しい海、平野、市内各地に見どころスポットのある風光明媚なところで、同県の高松市や丸亀市に次ぐ人口の多い市。
伊藤製パン所は三豊市の仁尾というエリアにあります。
仁尾町、と書いて、漢字の読み方は、におちょう、です。
かつて、城下町として栄えた港町は、江戸時代や昭和の面影がそこかしこに感じられる古い町並みが今も残っています。
参勤交代や千石船が出入りする港として賑わった風情のある町。
主要なところは、徒歩圏内に集まっているので、コンパクトで街ブラしやすいのも特徴で、ゆったり見て回っても2時間あれば余裕を持って楽しめます。
伊藤製パン所は三豊市で昭和23年の創業
おばあちゃんが一人でパンを作るようになったのは、13年前からだそうです。
13年前にご主人が亡くなってからは、毎日変わらずパンを作り続けてきました。
伊藤製パン所の三豊市での歴史は1948年、そこにお嫁さんとして嫁いできたのが、今お店を一人で切り盛りする伊藤千鶴子さん。
1948年という事は、2021年で73年ですから、70年を越える時間や伝統がここにあるんですね。
結婚してからは、ご主人のお手伝いをしてきましたが、旦那様が亡くなられた後、お店を畳まずに、自分一人でもやっていこうと思えたのは、お友達のアドバイスのおかげとか。
今では、家業に励むというより、ライフワークとして製造と向き合い、訪問するお客さんを迎えています。
気さくでついおしゃべりが弾んでしまうおばあちゃんは、なんと81歳。
いつまでもお元気で体に無理をせず、ここを訪れる方達の思い出の味を作り続けて欲しいものです。
伊藤製パン所・三豊市の詳細情報&概要
利用できる時間や価格帯など、基本的なことをご紹介していきます。
伊藤製パン所に三豊市で寄るなら、初めてでもスムーズに行けた方が良いですよね。
行き方やパーキングなど再訪の覚え書きを兼ねて残しておきます。
所在地住所と連絡先・読み方
伊藤製パン所は三豊市仁尾町仁尾丁347にあります。
所在地住所は、香川県三豊市仁尾町仁尾丁、と書いて、漢字の読み方は、かがわけん、みとよし、におちょう、におてい、と読みます。
ひのと、では無く、てい、です。
取り置きやTEL予約、お問い合わせなど連絡先の電話番号は、0875-82-2240です。
伊藤製パン所・三豊市の開店時間と閉店時間、お休み
営業時間は朝の7:00〜18:00頃となっていますが、おすすめの来店時間は正午を過ぎた辺り。
一人で手作業で作っているため、商品の種類が並び出すまでに少し時間がかかるんです。
その為、訪問して色々見て選びたいなら、お昼過ぎ頃が一押しです。
伊藤製パン所・三豊市の、定休日は日曜日です。
食べログのサイトでは18:30営業終了になっていましたが、どちらにしても売り切れでおしまいの様です。
急な変更やお休みも今後もある可能性がありますし、確実にお買物したい場合は、最新の情報をお店に直接確認して、時間や休みなどチェックの上お出かけしてくださいね。
伊藤製パン所・三豊市のアクセスとパーキング
私たちは車でナビを頼りに到着しましたが、公共の交通機関をご利用の場合の行き方は、電車の最寄り駅はJRの詫間駅(たくまえき)です。
そこから、タクシー乗り場でタクシーに乗るか、バスの停留所「詫間駅タクシー乗り場側」から、三豊市コミュニティバスに乗って、「仁尾町文化会館」で下車して、バス停から徒歩約3分ほどです。
詫間駅から仁尾町文化会館停留所までの乗車時間は15分ほどのルートで、料金は100円です。
駅からの距離は車でも大体同じ、目安として15分かからないぐらいです。
乗換案内や最新の時刻表は鉄道の公式サイトやバスの時刻表ページをチェックしてください。
駅からは約6キロほどあるので、歩きでは厳しいし、タクシー・バス・レンタカーが行きやすいでしょう。
伊藤製パン所の三豊市の仁尾周辺を歩くとき、ちょうど街の中心にある仁尾町文化会館の専用無料駐車場を利用しても良いらしく、ご近所で道を尋ねた地元の方にも「図書館に車止めて行くのが一番近いよ」と教えて貰いました。
お店の近くは細い路地が多く、特に店前は車一台がやっと入れるほどの道幅なので、車は停めて、歩いての来店が良いでしょう。
ツーリングの寄り道としてバイクで路地に入ったりしても、騒音に気を使うぐらいに狭い道です。
地図で見て位置がわかっていても、お店のある通りを表の通りから覗いた感じでは目立ちませんが、細い路地に入ると、青と白のしましまのお店の軒先テントに、店名が黒文字でプリントされています。
テントの白い色は褪せて黄色っぽくなっていて、明るい白ではないし、中も薄暗い感じなので、景色に馴染んでしまいますが、木枠にガラスの引き戸が並んでいて、一応店内が見えるので、近づけばお店だと分かるはず。
店自体に専用の駐車場はありません。
伊藤製パン所・三豊市の料金情報とラインナップ
曜日によってなんとなくのバリエーションの違いがあるみたいです。
月曜日と木曜日は菓子パン、火曜日と金曜日は食パン、水曜日と土曜日は揚げパン、と観光ガイドか何かで読んだですが、私が実際に来店した際は、たくさんの種類がありました。
ガラスのショーケースの中でアルミのトレーに並ぶパンをおばあちゃんが選びやすいように上に出して見せてくれました。
伊藤製パン所・三豊市で一番人気は揚げパンで、1つ110円。
アーモンド型のメロンパンも人気だとか。
土曜日の夕方に行きましたが、つぶあん、こしあんなどあんぱん数種、揚げパン数種、アーモンド型メロンパンもありました。
季節によってシーズン商品もあるらしく、私が行った時には、カボチャ餡のあんぱんや揚げパンもありました。
お店の名前や住所がプリントされた1種類ずつ色々購入しましたが、懐かしい味の、全体的に柔らかく甘い味のパンです。
お惣菜系とかハード系、サンドイッチみたいな商品はなく、ざっくり言うとあんこの甘い菓子パン色々と揚げパンとメロンパン。
小腹が空いた時のおやつや軽い食事にぴったり。
それにしても、これをおばあちゃんが朝から一人でこしらえたなんて驚きです。
伊藤製パン所・三豊市は、カフェでは無いので、コーヒーメニューや、サービスランチ等はありません。
テイクアウトしてお店を出ましたが、ショーケースのある店内は、ソファが置いてあり、ここで買ったパンを食べておばあちゃんとおしゃべりして帰る人も居そうに見えました。
アーモンド型メロンパンは餡入り
白あん入りの楕円形、ラグビーボールのような形のメロンパンは、関西発祥と言われています。
伊藤製パン所・三豊市で人気のアーモンド型のメロンパンも、このタイプ。
中にはぎっしり白餡が入っています。
伊藤製パン所の三豊市仁尾町での注意点
日曜日がお休みのお店が多いです。
お仕事のお休みを利用しての香川トリップや、旅行中一足伸ばしての散策の場合も、この近辺は日曜日だとせっかく訪れても、休業しているお店が多いので、スケジュールを調整できるなら、違う曜日の方が色々見て回れるでしょう。
周辺の立ち寄りたいスポット
仁尾町を訪れたときには、他にも寄り道したいポイントがいくつもあります。
香川旅と言えば、グルメでまず浮かぶのは讃岐うどんではないでしょうか。
伊藤製パン所の三豊市や、さらに仁尾町にはどんな所があるのか、私も訪れるまでは何も知りませんでした。
8月にはイベント、仁尾竜まつりが開催されるので、予定を合わせて見に行くのも良いかも知れません。
稲藁で作った巨大な竜に雨乞いの願いをこめる、「水あぶせ」は例年盛り上がるようですが、2021年は開催が中止になりました。
海中から運んだと伝えられている注連石が迫力満点の加茂神社、香川県で一番古い米酢醸造所、中橋造酢では、予約制で蔵見学も実施。
井戸水を使用し、杉樽で発酵させた仁尾酢も、900ml550円〜お求め頂けます。
和洋の素朴なお菓子が並ぶ上村屋は、賀茂神社の前にあり、スイーツはお任せ。
甘いものなら、ぷちか堂のケーキは地元の方の間でも人気だそう。
少し距離が離れますが、仁尾のソウルフードと言われる、大判焼きサイズのたこ焼き、タコ判は、元祖たこ判小前もご当地フード好きには訪れるべき外せないお店ではないでしょうか。
海側にあるマリン施設、仁尾マリーナにはヨットがたくさん浮かびフォトジェニックなビュースポット、素敵な写真が撮れる記念撮影ポイントです。
伊藤製パン所の三豊市には、仁尾以外にも鳥坂まんじゅうや、古くから伝わる浦島伝説をモチーフにしたクッキー、スピッツベーカリーの龍宮サブレ、多数のフレーバーが楽しめる手焼きのポンせんべい、ポンせんこうちゃんなどお土産にぴったりのお店もたくさん。
ぜひお気に入りを見つけてください。
SNSの口コミ投稿などで天空の鏡が話題となり、絶景に魅了される人が後を絶たない父母ヶ浜へは、車で5分ほど。
産直の食材や地元の製品を取り扱うおみやげ屋さんやハンバーガーショップ「BAKE STUDIO OKAZAKI」、地元産のフルーツを使ったこだわりの手作りシロップと自家製練乳が絶品のかき氷カフェ「KAKIGORI KAFE ひむろ」などおしゃれな飲食店も続々オープンしています。