昔からグルメツウの女性の先輩に聞いたり、クチコミの個人的見解が自分とすごく合っていて参考になるからつい続きを読むを押してしまう投稿者の意見などから、美味しいと知っていながら、少し距離があるので、それだけの為に行くという予定はなかなか組みにくくて、近くで用事がある時に、ついでに寄ろうと思ってタイミングを狙う。

とうとう近隣でのスケジュールが立ったと思ったのに、お店が長期休暇だったり、売り切れてしまっていたり、営業時間に間に合わなかったりで結局買えない。

中将堂のよもぎ餅は、私にとって、そうやってお預けを重ねる事の多い、口コミで話題のスイーツです。

今回も何回か振られた末、ここの店主の当店自慢である、絶品の甘味、草もちを食べたくて食べたくて、やっとちゃんと購入することができました。

2019年、2020年と出かけにくい時期が続き、店舗の夏休みが終わった2021年の秋に、新年を迎える前に、年内にぜひと、大阪から奈良県にドライブの途中、当麻寺名物のおもちを求めて寄り道。

電車で行く場合も近鉄当麻寺駅の駅前と言っていい、徒歩1分の距離のアクセス良好な、雰囲気のいい和菓子屋さんです。

中将堂のよもぎ餅をこれから訪れる人に役立つ、スポットの詳細情報、帰りにお土産として買える持ち帰り、クール便など発送のサイズ、定休日や営業時間などお伝えしていきます。

近鉄南大阪線当麻駅の独特の街並みは、仏閣や神社への参拝など寺社巡りが趣味の30代40代にもおすすめの町です。

グルメな方へのお土産やランチに折り箱の柿の葉寿司も旅の料理として人気がありますが、パフェやわらび餅など甘いものも外せません。

中将堂のよもぎ餅とは

奈良県葛城市當麻にある老舗の和菓子屋さんの有名なお餅です。

中将堂のよもぎ餅と言っていますが、店名は正確には中将堂本舗の中将餅です。

公式のHPには、葛城の里に古くから伝わる拳大のあんつけ餅を一口の大きさにし、ぼたんの花びらを型どったものです、とあります。

掌大のお餅は、形がぽってりとしていて、ボタンの花弁を模したあんこも、そう言われればそんな形です。

写真で見ても、実物を見ても、見た目は違いますが、すごく簡単に言うと、三重県伊勢市の伊勢名物の赤福をご存知でしたら、赤福の草餅バージョンのような感じです。

草餅にこしあんが乗せてあるお餅を想像して貰えれば近いでしょう。

商品の名前の由来は、當麻に伝わる中将姫伝説のお姫様にちなんでいます。

読み方は「ちゅうじょうどう」です

中将堂 よもぎ餅のパッケージ
【品のいいシンプルなパッケージはお持たせにも☆】

土地勘が無かったりすると住所の読み方やお店の名前も、どっちだろう?なんて読むんだろう?と迷うことがありますよね。

中将堂のよもぎ餅を食べたいと思って、行き方やカーナビなどを調べる時、web検索ならそのままコピペすれば良いので困りません。

私は、近くまで行って、誰かに道を尋ねて質問するシーンがあった時、名前を間違っていて、言い直されたりして恥ずかしかったことがあります。

お店の名前は、なかしょうどう、ではなく、ちゅうじょうどう、です。

当麻という住所も、読みを間違いがちですが、とうま、ではなく、たいま、です。

中将堂のよもぎ餅は、たいま名物として有名ですが、駅の名前やお寺の名前、住所も、漢字で書くと、当麻と書かれていたり、當麻と書かれていたりして少しややこしいです。

最寄り駅の駅名は当麻寺表記です。

どちらが間違いというわけではなく、見解としては、當麻は当麻の旧漢字なので、どちらも正しく、読みはどちらも、たいま、です。

施設が二つあるわけではなく、同じ駅です。

當麻寺も、当麻寺と書かれていることもありますが、どちらも同じ、たいまでら、と読みます。

中将堂のよもぎ餅に行ってきた☆実食レポ

中将堂のよもぎ餅はあんこたっぷり
【中将堂はよもぎ餅を覆い隠す自家製餡も自慢】

私が訪れた際は、茶房は営業が中止されており店内飲食NG。

テイクアウト販売のみで、ドリンクを飲んで休んだりはできず、店内には、お客さんが1組ずつ入店して、お買い物が終われば、また次の方が入るという体制で営業されていました。

前の予定があって、着時間がはっきりしない為、取り置きを頼みたくて、前もって電話でお問い合わせした際に、対応してくれたスタッフさんが、当日だと忙しくて電話に出られない場合もあるので前日に予約するのが確実、だと教えてくれましたが、前日に電話するのを忘れてしまい、直接向かうことに。

中将堂のよもぎ餅は名物として有名で、普段から人気店なので、多忙なのもあるだろうし、このご時世で接客応対の店員さんの数も少ないのもあるだろうし、これから出かける方は、必ず買いたい時は、前日に取り置き注文をお願いしておくのが良いですよ。

行ってみたけど売切れていた、終了していたという経験が私は何度もあります。

また夏の間、例年夏季休業があり、1ヶ月間ほどと長期な為、夏の旅行のついでにお土産を買いたいとか、寄りたいとお考えの際は、7月・8月の実店舗への訪問をは注意が必要です。

公式サイトのお知らせで投稿や各日の販売予定を確認しておきましょう。

車での来店に便利な専用無料パーキングがあります☆

中将堂がよもぎ餅一筋
【中将堂はよもぎ餅づくりに厳選素材を使用】

中将堂のよもぎ餅は駅前立地ですが、車で行く方にも無料で利用できる駐車場がお店のすぐ前にあります。

私が訪れた際は、警備の男性が交通整理&誘導してくれましたが、お店のすぐ前なので、パッと見て分かる場所です。

すぐ済むお買物で駐車料金を支払うのはもったいないし、タダで安心して停められるパーキングサービスがあると車の方には有難いですよね。

中将堂のよもぎ餅の価格帯、値段情報

テイクアウトで販売されているメニューは、パック入りか折箱入り、他に2個入りのパックが化粧箱詰めになった物があります。

パック入りは、透明のフタが付いた、お惣菜売り場などで見慣れた簡易なプラのパックに、お餅が入っています。

折箱入りタイプは、和菓子屋さんでおまんじゅうやお餅が入っている入れ物としてよく見かける、外側が木目調になった四角い容器で、パックと違ってパチっと閉まる感じではなく、一枚物の被せるだけの蓋に、包装紙と紐でラッピングが施されています。

中将堂のよもぎ餅を買う時、パック入りと折箱入りだと、折箱がギフトや贈答用で、箱代、ラッピング代の分だけ料金が高価なのかなと思ってしまいますが、パックと折箱の違いは中身や値段ではなく、お餅の数です。

2個入り〜5個入りまでがパック入り、それ以上の8・12・15・20・24個入り、二段重ねの30・40・48個入りが折箱入りで、お餅1つの金額は、パックと折箱で変わりません。

2個のパック入りが200円、48個の折箱入りが4,800円という感じ。

お餅が2個入ったパック入りのパッケージが、化粧箱に複数入った化粧箱詰めだけ、お値段が異なります。

2個入りの6パック入りが1,300円、9パック入りが1,950円、12パック入りが2,600円、18パック入りが3,900円です。

中将堂のよもぎ餅お持ち帰りメニューは全て税込価格です。

中将堂のよもぎ餅の味・風味など食べた感想

自分たちで食べるドライブおやつとしての購入なので、量的に、折箱入りタイプや化粧箱詰めではなく、4つ入ったパック入りを買いました。

税込価格で2個入りだと200円、今回は4個入りなので400円です。

中将堂のよもぎ餅は、草餅の緑色が隠れてしまうほど、たっぷり乗ったあんこが、重量感のある見た目で、ぽてっとしたお餅なのですが、質感は柔らかく繊細です。

お箸で挟んで持ち上げようとすると、そのお餅の柔らかさに驚かれる方も多いのではないでしょうか。

甘すぎずしつこくない自己主張穏やかなあんは、それだけでも十分美味しいけれど、やわやわの草餅の食感や、特有の豊かな風味と絶妙にマッチ。

甘さが残らない滑らかな味なので、1つ食べたらすぐまた次が欲しくなります。

お茶を飲みながら食べるとエンドレスで満腹まで食べちゃうかも、たぶんお腹いっぱい食べた後の食後のデザートでもいける感じ。

中将堂のよもぎ餅は、おみやげに持って帰って冷蔵庫に入れたりしても、もちもちの柔らかな食感はある程度キープできます。

パッケージのアドバイスを載せておきますね。

「夏場は冷蔵庫で冷たくしてお召し上がり下さい。柔らかいのがお好みの場合は、冷蔵庫から出して、十五分程お待ち下さい。」とのことでした。

お店でイートインが再開すれば、出来立てをたっぷりの煎茶と頂く事もできます。

中将堂のよもぎ餅の消費期限・保存方法

製品に製造年月日と消費期限が記載されています。

店頭で購入したものは、製造年月日を含め4日が消費期限で、保存方法は要冷蔵、10℃以下での管理、になっていました。

生菓子を買って帰ろうとすると、お日持ちが本日中だったりして、たくさん買うのを躊躇うことがありますよね。

中将堂のよもぎ餅は、少し日持ちするので、多めに買ったり、お裾分けやプレゼントにも重宝しそうです。

現地で買ってからの持ち歩きが長い時間になる場合は、柔らかなお餅ですので、偏ってしまわないように気を使うかも知れません。

中将堂のよもぎ餅はこだわりの素材で手作り

材料として使用されるもち米とよもぎは、すぐれた品質のものをと、お店自ら丹精込めて育て、収穫したものを利用。

4月から5月にかけて、地元葛城の里で育った蓬の葉を1年分摘み取り、1枚1枚水洗いして選別します。

それらをザルにあげて水切り、店舗一面で乾かして、鮮やかな色と芳醇な香りを残す様に茹で上げ、新鮮なままの風味で真空パックにて保存。

中将堂のよもぎ餅のあんこは、舌触りのさらっとしたこし餡に、大納言の粒を少量加えることで、あっさりながらもコクのある上品な味わいを叶えています。

ぼたんの花びらに見立てたあんこのシルエット、お餅や餡の練り上げなど、手作業で丁寧に作られた品の良い古都スイーツに仕上がっています。

パッケージに記載されている原材料は、もち米、小豆、砂糖、よもぎ/酵素(大豆由来)、となっていました。

チュウジョウ姫伝説

當麻寺というお寺に伝わる、御本尊、当麻曼荼羅を蓮糸で織ったとされる、日本の伝説上のお姫様にちなんで名前が付けられています。

中将堂のよもぎ餅の正式な名前はチュウジョウモチですが、その名前の元となったお話をご紹介しておきます。

地域の伝承は、奈良に都があった頃、聖武天皇の天平19年(747年)に、長い間子宝に恵まれなかった藤原豊成と紫の前が、桜井にある長谷寺の観音様に願をかけ、授かったのがチュウジョウ姫です。

母親は早くに亡くなりますが、後妻を継母として迎えた後も、美貌と才能に恵まれたため、継母である照夜の前に憎まれ、折檻など虐待を受けるようになり、殺害を計画されます。

殺害を命じられた家臣は、姫を殺すことができず、全て打ち明け、家臣の家族とともに山で暮らすことに。

時が過ぎ、豊成が大勢の家来を引き連れ山で狩りをする日に、奥深く入る内に道を見失い、変わり果てた娘に遭遇して再会します。

駆けつけた家臣から全てを知った豊成は、姫を都に連れ帰ろうとしますが、姫はこれを断り、み仏さまに一心におすがりして暮らしたい、と言いました。

決心が硬いことを理解した豊成は願い通り當麻寺に姫を送り届け、姫の体を案じながらも都に戻ります。

寺で日々、もう一度母に会いたいと祈る姫が、ある日仏の声を聞き、寺中の蓮の茎を集め、21日目の夜に曼陀羅を織り上げます。

宝亀6年3月14日(775年4月22日)、完成した曼荼羅に母を見たチュウジョウ姫は、穏やかな笑みを浮かべたまま、極楽浄土の母のもとへ旅立ちました。

當麻寺では毎年、練供養会式が1000年以上に渡り開催されています。

以前は5月14日でしたが、令和元年以降は4月14日になっており、開催日の変更など、狙ってお出かけの際はお寺の公式ページにてご確認ください。

中将堂のよもぎ餅は喫茶としても利用ok

古都の情緒あふれる街並みや風情ある景観を楽しむには、京都も良いけれど、奈良も見所いっぱい。

中将堂のよもぎ餅の周辺には、橿原市や御所、飛鳥など、風景が綺麗で歴史や文化の奥深い観光名所が地図を見ても周りきれないほど沢山あります。

通販での注文や、店頭での受け渡しでも、当麻のご当地グルメとして楽しむことができますが、せっかく近隣へお越しの際は、取り寄せなどではなく、甘味処として、喫茶の利用がおすすめです。

中将堂はよもぎ餅専門店ですが、店内に茶房もあるので、通常時ならカフェ遣いも可能。

出来立てをその場で食べられる醍醐味もありますし、冬季限定で、店内では店内ならではの、蜜をかけて頂くきな粉の草餅やぜんざいなどのメニューが頂けます。

お品書きは以下のようになっています。

チュウジョウモチと煎茶のセット 400円

きなこがけ草餅と煎茶のセット 800円

冷たいぜんざいと煎茶のセット 800円

暖かいぜんざいと煎茶のセット 1000円

全て仕込み価格です。

中将堂のよもぎ餅は、おうちで食べるのも美味しいけれど、店構えも見処の1つです。

暖簾をくぐって、引き戸でガラガラ手動で開ける歴史ある佇まいの店舗建物やお店の内観も素敵で、その中で食べる草餅と急須にたっぷりのお茶はまた格別です。

奈良県葛城市當麻って?葛城市概要

葛城市は平成16年に新庄町と當麻町が合併してできた市です。

奈良県の中西部に位置し、大阪府と隣接している境の市で、當麻は二上山の麓の二上山ふるさと公園や、牡丹の名所としても知られる當麻寺、境内に蓮糸曼荼羅の糸を染めたという井戸を持ち、春の牡丹とと冬の寒牡丹も有名な石光寺、などが観光案内のホームページやブログなどでよく紹介されています。

中将堂のよもぎ餅もレストランサイト食べログやTripAdvisorなどで、當麻のご当地スイーツとして口コミを集める有名店です。

また、當麻は日本初の天覧相撲を行った當麻蹴速(たいまのけはや)の出身地とされ相撲発祥の地と言われ、全国的にも珍しい相撲の資料館、相撲館「けはや座」も近くです。

草もちと全く関係がありませんが、奈良県橿原市今井町の六斎堂のカステラも気になります。

中将堂のよもぎ餅の営業時間・定休日・連絡先

お店で買い物ができる開店から閉店までの時間は、以下です。

9:00~18:00(売り切れ次第終了)

中将堂のよもぎ餅など店内で喫茶をご利用の場合、LOは17時です。

店舗のお休みは、7/21~8/7、8/21~8/31、12/31 -1/7です。

お問い合わせや予約などお店の連絡先電話番号は、TEL 0745 -48 -3211

お店の長いお休み期間はgoogleでレシピを調べ、ネットショッピングのrakutenやAmazonなどで材料を揃え、手作りにチャレンジしてみましょう。

中将堂のよもぎ餅ではないけれど

けはや座の前には、春木春陽堂という和菓子屋さんがあり、そこでも姫餅というお餅を期間限定で販売しています。

ヨモギの季節、4・5月の3週間限定でのみ、當麻寺の参道で販売される姫餅、シーズンが合えば、こちらも立ち寄ってみるのも良いかも知れません。