2021年に、カタクリの花のことを調べていたら、同じような特徴を持つ早春のお花のことを、スプリングエフェメラルと呼ぶことを知りました。

他の花も見てみたくなり、WEBで色々探している内に、ザゼンソウに出会います。

ザゼンソウはスプリングエフェメラルには含まれない様ですが、深い雪の残る場所でも発見できる春先のお花で、発熱して雪を溶かすため、雪の中でも、その周りだけが溶けて、花が見られることも多くあるお花です。

熱を持った不思議植物に興味が湧いて、2022年の見ごろシーズンを狙いお出かけ計画を立てるべくリサーチしている最中に、滋賀県の高島市にある、近江今津のご当地スイーツとして親しまれるざぜん草もなかというのがあるのを知り、お菓子屋さんを寄り道スポットに加えました。

昭月菓舗、高島市で愛されている和菓子屋さんです。

大阪からドライブで、湖西エリアで春を告げるユニークなお花をモチーフにしたモナカを買いに行った思い出の記録とともに、実際に来店して商品を購入し食べて見た感想などの実食レポと、これから滋賀を訪れる方に役立つ所在地住所やアクセス情報、店舗施設を利用できる営業時間や定休日、販売商品メニューや駐車場の有無、連絡先電話番号やレビューなどを口コミしていきます。

昭月菓舗は高島市☆店舗概要

全国から旅行客、観光客が訪れる、自然豊かで景観美しい滋賀県。

びわ湖の湖畔はどこを切り取っても絵になる景色が広がっています。

びわ湖バレイや伊吹山など、数々のフォトジェニックでインスタ映えする絶景の名所を持つ地域ですが、県民のソウルフードと言われ日本中にファン多数のB級グルメ、つるやパンのサラダパンや、近江漬物、近江牛や鮒寿司、のっぺいうどんなどご当地グルメも人気です。

クラブハリエのバームクーヘンや糸切餅 多賀やや元祖莚寿堂本舗、納安のゴブラン焼きやうばがもち、など甘味も充実していて、各エリアに名菓と言われるめずらしいおやつがあります。

昭月菓舗は高島ですが、高島と言えば、名物とんちゃん焼きや、安曇川のアドベリーなど、地域色溢れる食べ物が多いのも魅力の街。

人気商品のざぜん草もなかは、甘いもの好きのお友達へのプレゼントや職場へのおみやげとしても、個包装なので会社でも配りやすく、化粧箱入りにすれば季節を知らせる贈答用のギフトとしてもぴったりです。

観光サイトや旅ブログの記事などでも度々投稿される掲載写真を見ても、花の形を型取ったとても可愛らしいモナカです。

お店の基本情報を詳細にご案内してきます。

昭月菓舗は高島のどこ?所在地住所と地名店名の読み方

昭月菓舗 高島にて名物菓子を
【昭月菓舗は高島の平和堂の1F、名店街】

インターネット上だとコピーとペーストで検索すれば済むけれど、現地で道に迷った時、道行く人に訊ねる際は、読み方が分かっていた方が、恥ずかしい思いをしないで済みます。

土地勘のない場所の地名って特殊な読み方だったり、難しい漢字だったりすることもありますよね。

昭月菓舗、高島にあるこのお店の名前は、しょうげつかほ、と読みます。

菓舗というのは、お菓子をつくり、売る店、要するにお菓子屋さんを指す言葉です。

和菓子店は、〇〇本舗みたいな名前も多いけれど、愛知県の扇月菓舗(せんげつかほ)のように和菓子屋さんに、それによく似た、よくある感じのネームですね。

社会科の教科書やトラベル雑誌などに、よく県土の6分の1と掲載されている、琵琶湖を抱える滋賀県。

真ん中に日本一大きな湖があり、その周りを、大津エリア、甲賀・信楽、草津・湖南、近江八幡・東近江、彦根・湖東、高島・湖西、長浜・湖北と合計7つ、大まかに分けて呼ばれています。

昭月菓舗の高島市は、高島・湖西エリア、今津町に本店があります。

本店は、お店の方の話では「開けたり閉めたりしてるから平和堂のほうが休みも少ないし行きやすいよ」とのことで、今回はリプル店という、今津の平和堂の中のお店にお邪魔しました。

RIPL(リプル)店の所在地住所は、滋賀県高島市今津町今津1688 です。

アドレスの漢字の読み方は、しがけん たかしまし いまづちょう いまづ。

平和堂は関西ではわりと見かけるので、場所によってアルプラザだったり平和堂だったりしますが、大阪にも店舗があり、赤をバックに、白と緑の二羽の鳥のマークは、見覚えもある馴染みのスーパーマーケットというイメージで、会員アプリにも親近感があります。

昭月菓舗は高島市のリプルというショッピングセンターで、そこには平和堂があって、平和堂の1階フロアにあるようです。

そちらの方が、本店に行くよりも、商品も色々あるし、今津駅からもまっすぐで行きやすいから、とおっしゃってました。

昭月菓舗は高島で銘菓を販売☆連絡先は?

地元滋賀県高島市で、昭和41年に菓子製造業、販売業として開業した老舗の和菓子商店で、今津町今津の名物お菓子を味わってみたい。

そう思ったら、早春に遠方からお花見に来られる方も多い座禅草の形のモナカは、やっぱり気になりますよね。

昭月菓舗は高島で、1966年創業、ということは2022年で56年間になりますから、ほんとうに長い間地域で親しまれている、歴史と伝統ある製菓店なんですね。

お問合せやお取り置き、予約やご相談、事前のご質問など、連絡先電話番号もお知らせしておきます。

近くまで来たんだけど、道に迷ってしまった、なんて時も、お店に直接お問い合わせできる番号が分かっていたら安心です。

ショッピングセンターリプルの連絡先TEL:0740-22-6611

昭月菓舗、高島市のリプル店の直通の連絡先TEL:0740-22-6503

遠征で、何度も来にくい方や、どうしてもその日に欲しいと思う方は、売り切れが心配であれば、予約や取置きで注文をしておけば間違いありません。

電話対応できる受付時間は営業時間内になりますが、接客等でお忙しい場合もございます。

長話がご迷惑にならないように、メモなどにお伝えしたい事項をまとめておくなどするとスムーズで、言い忘れでの二度手間も防げます。

ざぜん草もなかが他店でも売ってるんだけど?

観光課のホームページでも開花シーズンには季節のニュースとして定期的に状況を紹介してくれる、春のお花、座禅草。

この名前は、花の形が、僧侶が坐禅している姿に似ているから、というのが由来だそうです。

見頃の時期には、珍しく希少なお花をひと目見ようと、各地から沢山のお客様が群生地を訪問し、まだ雪の残る中を徒歩で散策される様子が確認できます。

駐車場も開放され、土日や祝日は一層混雑が予想される人気のお花見スポットなのですが、今津地区ではそれに伴い、今津町の観光振興になればと、坐禅草にそっくりなざぜん草もなかが考案されました。

昭月菓舗と高島の今津町にある別の何軒かの和菓子屋さんでも、同じ名前のモナカが、同じ見た目で販売されています。

じゃあ、お店のオリジナル商品では無いの?どこで作ってるの?と思った方もいらっしゃるでしょう。

実はざぜん草もなかは、皮やパッケージの袋は共通していますが、中身の餡子や栗はショップによって各自製造しているものなんです。

なので、並べて食べてみたら、お店によってあんの個性などで微妙に味が違うんですよ。

袋と最中皮はお揃いだけれど、お店によって各自店名などを記載しています。

小さくて分かりにくいのですが、これが、どこのお店のものかを見る目印になります。

昭月菓舗の高島のざぜん草もなかは、そういう事情ですから、お店で製造した、ここだけのオリジナルの味わいです。

色々なお店のものを1つずつ買ってみて、食べ比べを楽しむのも良いかも知れません。

あっちが好き、こっちが好き、と好みが分かれたり、一番のお気に入りが見つかるのも、名物の味比べの愉しみです。

昭月菓舗、高島リプル店の行き方

生クリームたっぷりのケーキやパイ、アイスクリームの入ったフルーツパフェなど洋菓子も美味しいけれど、抹茶やきな粉、あんこなど和風のフレーバーやお饅頭、お団子など、和菓子も魅惑の美味しさですよね。

お店にお買い物に行く時、ルートが分かっていても、地図で見たのと実際の感じって、慣れていない場所だと違うように見えてしまったりして、難しい場合があります。

昭月菓舗は、高島市今津町の大型の平和堂の中にあるので、比較的分かりやすく目立つ立地です。

私たちはドライブで、カーナビに住所を入れてナビ通り向かいましたが、大きな道沿いで、特に迷子にもならず迷わず無事到着できました。

ナビで設定する目的地は、店名なら、お店の名前よりも、今津ショッピングセンターリプル、で登録する方が分かりやすいでしょう。

リプルの平和堂の1Fにあるので、リプルで設定したら、同じ場所に到着できます。

電車やバスなど公共の交通機関をご利用でお店に向かわれる方は、JR湖西線に乗車して、近江今津駅で下車、ここが最寄り駅です。

最寄駅から建物までは目安として徒歩約11分ほどです。

昭月菓舗の高島のリプルまで、駅から歩く場合は、出口は東口です。

タクシーを拾っても、支払いは660円ぐらいで到着できます。

今津から安曇川にかけてを繋ぐ湖岸道路に風車街道という名前が付いていて、新旭の辺りの桜並木を鑑賞できたりしんあさひ風車村に寄れるフラットなドライブコースなのですが、リプルはその風車街道沿いです。

風車道路沿いを走っていると、平和堂が見えてきます。

昭月菓舗、高島リプル店のパーキング情報

遠くに出かけて、知らないお店に入る時、無料の駐車場の有無って大きいですよね。

近場で有料のコインパーキングを探すにも、料金に差があったり、出来るだけ安くて近いところに停めたいけれど、不慣れな土地だと一苦労ということも。

昭月菓舗、高島今津のリプル店はリプルのショッピングセンター内なので、広く設けられたショッピングセンターの無料専用駐車場を使えます。

収容台数700台、舗装された平面駐車場です。

24時間閉めたりしないので開いていますが、営業時間中でのご利用になります。

お買い物の合計金額に関わらず、タダで停められる駐車場は助かりますよね。

車を停めたら、平和堂の店内に入って、1Fのエスカレーターの近く にお店が入ってます。

参考に、今津ショッピングセンターリプルのホームページもありますが、店舗名とtelだけの紹介になっていました。

公式ページは簡素なもので、プライバシーポリシーのページを見てるぐらい、知らない方には頼りない感じを受けましたが、私が行った現時点での情報と最新の事情は、店舗移動などがある場合もあるので、詳細を実店舗でスタッフさんに尋ねるか、店頭でフロアmapをチェックしてくださいね。

昭月菓舗☆高島リプル店の営業時間

開店時間と閉店時間も見ておきましょう。

ネットを散見すると、検索では、リプルの営業時間は、1F食品フロアが9:30~21:00まで、2Fの衣住フロアが9:30~20:00までと紹介されているところもありましたが、公式の営業時間変更のお知らせでは、R3.12/1(水)から10:00~19:30まで、となっていました。

ただ店内の専門店や各種サービスの受付時間は、お店によって営業時間が異なる場合もあります。

昭月菓舗の高島市、今津リプル店の営業時間は、オープンが朝10時で、クローズが19時となっていました。

10:00〜19:00なので、リプルの営業時間とは少し異なりますのでご注意くださいね。

活動の自粛や臨時休業、時短営業など、観光施設や企業、飲食店や小売店でも、普段の営業形態とは異なるイレギュラーの対応をされている場合も多いです。

そうじゃなくても、私たちが出向いた当時の情報、状況と現在の最新情報とは相違がある場合がありますので、お出かけの日程が決まりましたら、スケジュールに合わせて、時間などをお店に直接再確認する方が間違いありません。

昭月菓舗の高島のリプル店には、先述の通り直通ダイヤルもありますし、リプル自体にも問い合わせ可能な電話番号がありますので、ご利用くださいね。

遠方からの方でも、犬上郡、蒲生郡や同じ県内で守山市からお越しの方、同じ市内で高島市勝野など比較的リベンジしやすいエリアにお住まいでも、一丁目と二丁目ぐらいの違いのご近所でも、行ってから閉まっていたりお休みに気が付くと、やっぱりガッカリしますから。

お休みはいつ?定休日

お買物のついでにカフェやレストランでランチもとお考えの方は、店内にコラボハウスというファミリーレストランも入っているショッピングセンターリプル。

お休みは、今津のリプル専門店街の店休日と同じです。

リプルの平和堂は年に1、2回のお休み、リプルの専門店は月1回のお休みがあります。

昭月菓舗の高島のリプル店は、リプル専門店のお休みに準じて月1回のお休みがあるのですが、毎年1月ごろに、年度のお休みの日が確定するようです。

お休みが月に1度だけなので、ほぼほぼ空いていると思って大丈夫ですが、念のため、来店の日程を決める時には、休みじゃない日で設定すると良いでしょう。

昭月菓舗、高島リプル店の売れ筋紹介と食レポ

リプルの店舗に来店する前に話をした本店の方の話では、品揃えは本店よりリプル店の方があるとのことでした。

私は、ざぜん草もなかという目当ての目的があって伺ったので、まずそこから確保しましたが、人気商品は他にも色々とあるようです。

価格帯も手頃でリーズナブル。

昭月菓舗は高島市で長い間営業されているので、ファンが多いのも頷けます。

滋賀銘菓として観光振興的に並んでいる二種類のざぜん草もなかは、仏像の光背に似ていると言われる座禅草の花の形を模したもので、真ん中に栗が入っています。

ザゼンソウを知らない方は、切り花のミズバショウやカラーを想像して頂ければ分かりやすいのですが、苞の内部に黄色い小さな花の集まりが入っています。

肉穂花序を囲むように仏炎苞(ぶつえんほう)があり、内側の黄色い肉穂花序を栗で表しているんです。

フレーバーは抹茶と小倉の2タイプで、こしあんです。

こしあんにはさらさらの甘さ控えのものや、塩気を感じるあっさりしたものなど色々ありますが、私にはねっとりとした重めのしっかり甘いこしあんに感じられました。

大きな栗が丸ごと1粒入っていて贅沢です。

昭月菓舗、高島市リプル店には、今津町のいくつかの和菓子屋さんで共通した皮を使っているこのざぜん草もなか以外にも、坐禅草をイメージさせる商品があります。

昭月菓舗 高島の2種類の花
【昭月菓舗で高島の花、座禅草のお菓子を味わう】

四角くて平たい形で、凹凸のある皮に立体的な座禅草のモチーフが表現されている、もう1つの、ざぜん草もなか、です。

名前は同じですが、こちらは先のモナカ自体が立体のイメージのものと違い、表面に凹凸で柄が描かれています。

中身が粒あんで、私はどちらかというとこっちの四角いつぶあんのが、購入した中で1番好きでした。

シンプルで王道ですが、おすすめです。

昭月菓舗 高島でオリジナルで作っている商品です。

スキー場などで有名な滋賀県の箱館山にちなんだ、銘菓箱館山というお饅頭も食べました。

こちらは、ほぼ4年に1度開催される菓子業界の祭典、全国菓子博覧会で、名誉総裁賞という輝かしい賞を受賞したお菓子で、表面にキラキラとお砂糖がまぶされています。

山の雪化粧の様子を表現されているそうで、中身は白餡で、表面に細かくジャリジャリした食感のアクセントがあり、バターの風味があるおいしいおまんじゅうでした。

WEB検索で何を買おうかリサーチしていた時に見かけた、ざぜん草月餅は、お店の方の話では、もう何年か作っていないそうでした。

残念。

また、同店では、商品を1つずつ丁寧に作ることをモットーに長年営んでおられて、お餅や赤飯に使用されている餅米は、自家製のものなんです。

お赤飯の味の良さも評判です。

昭月菓舗の高島リプル店のことを、帰った後も、旅行記やレビューサイト食べログや観光グルメのサイトマップなどから拾って、行ったことがあるお客さんの高評価商品を調べてみましたが、赤飯まんじゅうという、栗が上に乗っかって、中にお赤飯が入っている蒸し饅頭も好評でした。

あんまり見た事のないビジュアルですが、ボリューム満点で豪華、コスパも良く、美味しそう。

次回再訪の際のお楽しみになりました。

同じたかしま市でも、安曇川駅の付近では、安曇川町の特産品、アドベリーを使ったお菓子が目立ちますが、そちらも美味しいですよ。

昭月菓舗、高島リプル店の周辺の寄り道スポット

リプルで自分用やお土産用にざぜん草もなかを買ったら、ザゼンソウ群生地にも行ってみることをお勧めします。

雪を溶かして顔を覗かせている、期間限定の貴重な花を自分で見付けるのは、写真で見るよりもずっと感動的です。

5回も見たベテランの方ならわざわざ誘うかどうか迷いますが、初めてなら、せっかくここまで来たんだし、ガーデニングや植物に興味がない方でも、一生に一回は見て欲しいです。

断面図
【大きなクリの粒が贅沢にまるごとイン】

昭月菓舗の高島市のリプルから、ザゼンソウ群生地までは、車なら5分ほど、あっという間に到着しますし、シーズンには無料の臨時駐車場も開放されています。

飲食店やパン屋さん、商店や工場、工務店、工業などの立ち並ぶ街中から、民家街に入り、こんなところに、と驚く場所に、竹林に囲まれた群生地があります。

自生している花は、植物という性質上、開花には条件もありますし、希望通り見られるかどうかという保証もありません。

天候や積雪、気温などで、開花時期も変わってきますし、雪の影響で被害を受けた今年の群生地が、やむ無く一部だけの公開になっているように、いつでもokというものでもありません。

それでも1件1件の機会を大切に、毎年恒例で見学に来られる方も多い、クチコミ多数の人気のお花見スポットです。

雪の中森に囲まれた秘密の場所でひっそりと咲いて春を告げるお花をぜひ一度ご覧になってみてください。

昭月菓舗の高島市からは離れますが、植物が好きで時間に余裕があれば、同じ時期に米原市大久保で咲いているセツブンソウ群生地にも立ち寄られるのも良いかも知れません。

私たちは今回2つをハシゴしました。

座禅草のスポットからは、車で2時間ぐらいかかりますので、見に行く際は明るい内の到着を目指して計画的にプランを立てることも大事になってきます。